[{"i":22,"v":["人びとよ，あなたがたの主を畏れなさい。（審判の）時の震動は，全く一重大事である。","その日あなたがたは見るだろう。凡ての哺乳する者は，哺乳することを忘れ，凡ての妊婦はその胎児を流し，また人びとは酔わないのに，酔いしれたように見えよう。思うに，アッラーの懲罰が厳しいからである。","だが人びとの中には，知識もなくアッラーに就いて批判する，反抗的な悪魔などに従う者もいる。","かれ（悪魔）に就いては，こう定められる。「誰でもかれを友とする者があれば，かれはその者を迷わせて，炎の懲罰に導くのである。」","人びとよ，あなたがたは復活に就いて疑うのか。われがあなたがたを創る際には先ず土から始め，次いで精液の一滴，次いで血の固まりとし，更に形をなした。また形をなさない肉魂から （あなたがたを創った）。あなたがたに（わが偉力を）明示するためである。われは欲する者を ，定めた時期まで胎内に置き，それから赤ん坊としてあなたがたを出生させ，それから成年に到達させる。あなたがたの中或る者は（若くして）死なせる者もあり，また或る者は何がしかを知った後，凡て忘れ去る程に弱まる老齢に返される者もある。またあなたは大地が枯れて荒れ果てるのを見よう。だがわれが一度それに雨を降らせると，（生気が）躍動し膨らんで，凡ての植物が雌雄で美しく萌え出る。","これはアッラーこそ真理であり，死者に生を与え，凡てのものの上に全能であられるからである。","本当に，（審判の）時はやって来る。それに就いて疑いの余地はない。本当にアッラーは，墓の中の者を甦らされるのである。","だが人びとの中には，アッラーに就いて知識もなく，導きもなく，また光明の啓典もなく，戯に批判し，","傲慢な態度をとって，人びとをアッラーの道から迷わせようとする者がある。かれらは現世において，屈辱をなめ，またわれは審判の日に炎の懲罰を味わせる。","（その時言われよう）。「これは，あなたの手がやったことの報いである。アッラーはそのしもべたちに対し，決して不正をなされない。」","また人びとの中に偏見をもって，アッラーに仕える者がある。かれらは幸運がくれば，それに満足している。だが試練がかれらに降りかかると，顔を背ける。かれらは現世と来世とを失うものである。これは明白な損失である。","かれらはアッラーを外にして，自分に害もなくまた益もないものに祈る。これは遠く迷う者である。","かれらは自分を益するものよりも，害の方に近いものに向かって祈る。何と悪い保護者であり，悪い仲間であることよ。","アッラーは，信仰して善い行いに勤しむ者を，川が下を流れる楽園に入らせられる。本当にアッラーは御望みのことを行われる。","アッラーは現世でも来世でも，かれ（使徒）を助けられないと考える者があれば，かれに天井に縄を張らせてみるがいい。それから（自らを地面から）切り離してみるがいい。（首を吊ること。）それでかれのその行為が，かれの怒りを取り除くことが出来るものか，よく眺めさせてみるがいい。","このように，われは明白な印（クルアーン）を下した。本当にアッラーは御望みの者を導かれる。","本当に（クルアーンを）信じる者，ユダヤ教を奉じる者またサービア教徒，キリスト教徒，拝火教徒そして偶像信者たち，アッラーは審判の日に，かれらを裁決なされる。本当にアッラーは凡てのことの立証者であられる。","あなたは見ないのか，天にある凡てのものが，アッラーに，サジダするのを。また地にある凡てのものも，太陽も月も，群星も山々も，木々も獣類も，また人間の多くの者がサジダするのを見ないのか。だが多くは懲罰を受けるのが当然な者たちである。またアッラーが見下げられた者を，誰も尊敬することは出来ない。本当にアッラーは御望みのことを行われる。〔サジダ〕","これら両者は，かれらの主に就いて論争する敵手である。それで（主を）拒否する者のために仕立てられるのは，炎の衣装であろう。かれらに頭上から熱湯が注がれて，","腹の中の物も皮膚も，それで溶かされるであろう。","その上，かれらには鉄の鞭が加えられる。","苦しさのため，そこから出ようとする度に，その中に押し戻され，「火炙りの刑を味わえ。」（と言われよう）。","本当にアッラーは，信仰して善行に励む（外の一団の）者を，川が下を流れる楽園に入らせられる。かれらはそこで，黄金の腕輪と真珠に飾られ，衣装はそこでは絹（ずくめ）であろう。","かれらは純正な言葉に導かれ，讃美すべき方の道に導かれる。","本当に信仰を拒否した者，（人びとを）アッラーの道から妨げる者，そこ（マッカ）の居住者であろうと，外来者であろうと凡て，われが人びとのために建立した聖なるマスジド（に入ること）を拒否する者，そしてその中で神聖を汚し不義を企む者には，われは痛ましい懲罰を味わ せるであろう。","われがイブラーヒームのために，（聖なる）家の位置を定め（こう言った）時のことを思いなさい。「誰も，われと一緒に配してはならない。そしてタフーフ（回巡）する者のため，また（礼拝に）立ち〔キヤーム〕，立礼〔ルクーウ〕しサジダする者のために，われの家を清めよ。","人びとに，巡礼〔ハッジ〕するよう呼びかけよ。かれらは歩いてあなたの許に来る。あるいは，どれも痩せこけているラクダに乗って，遠い谷間の道をはるばる来る。","それは自らの（現世と来世の）御利益に参加し，また定められた日の間，かれがかれらに与えられた（犠牲の）家畜の上にアッラーの御名を唱え，それから『あなたがたはそれを食べ，また困窮している者にも食べさせなさい。』","それからかれらの必要な儀式を終え，誓いを果し，そして古来の家（カアバ）を，タワーフしなさい。」","以上（が巡礼の定め）である。アッラーの神聖（な儀式）を順守する者は，主の御許では最も善い者である。それから家畜は，あなたがたに読み聞かされたものを除き，（巡礼中の食料と して）合法である。それで偶像の汚れから離れ，虚偽の言葉を避けなさい。","アッラーに純正に服従，帰依し，神々をかれに配してはならない。アッラーに神々を配する者は，丁度天から落ちて鳥に攫われた者のようである。または風が，かれを遠い所に吹き攫った者のようである。","以上（が定め）である。アッラーの儀式を尊重する態度は，本当に心の敬虔さから出てくるもの。","それら（の家畜）は，定めの期限まで，あなたがたに役立てたうえ古来の家（カアバ）の近くで犠牲として捧げられるのだから。","われは凡てウンマの（供儀の）儀式を定めた。かれが授けられる4つ足の家畜の上に，アッラーの御名を唱えなさい。本当にあなたがたの神は，唯一の神であられる。だからかれに服従，帰依しなさい。あなたは，謙虚な者たちに吉報を伝えなさい。","これらの者は，アッラーの御名が唱えられる時，心は畏怖に満ち，遭遇することによく耐え忍び，礼拝の務めを守り，またわれが授けたものを施す者たちである。","また（犠牲の）ラクダ（や牛）を，われはあなたがたのためアッラーの儀式用とした。それらにはあなたがたへの（多くの）利益がある。（犠牲に供えるに当り）並べて，それらの上にアッラーの御名を唱えなさい。そしてそれらが横ざまに倒れ（動かなくなっ）たならば，あなたがたはそれを食べ，また口に出して請わない者，物請いする者たちに食べさせなさい。このようにそれらをあなたがた（の用）に供させるのもあなたがたに感謝の念を起させるためである。","それらの肉も血も，決してアッラーに達する訳ではない。かれに届くのはあなたがたの篤信 〔タクワー〕である。このようにかれは，それらをあなたがた（の用）に供させるが，これはあなたがたへのかれの導きに対し，アッラーを讃えさせるためである。善い行いの者たちに吉報を伝えなさい。","本当にアッラーは，信仰する者を守護なされる。アッラーは，裏切り者，恩を忘れる者を御好みになられない。","戦いをし向ける者に対し（戦闘を）許される。それはかれらが悪を行うためである。アッラーは，かれら（信者）を力強く援助なされる。","（かれらは）只「わたしたちの主はアッラーです。」と言っただけで正当な理由もなく，その家から追われた者たちである。アッラーがもし，互いに人々を牽制し合わせなければ，修道院も，キリスト教会も，ユダヤ教堂も，またアッラーの御名が常に唱念されているマスジド（イスラームの礼拝堂）も，きっと打ち壊されたであろう。アッラーは，かれに協力する者を助けられる。本当にアッラーは，強大で偉力ならびなき方であられる。","（かれに協力する者とは）もしわれの取り計いで地上に（支配権を）確立すると礼拝の務めを守り，定めの喜捨をなし，（人びとに）正義を命じ，邪悪を禁ずる者である。本当に凡ての事の結末は，アッラーに属する。","仮令かれらが，あなたを虚言の徒であるとしても，かれら以前にも，ヌーフの民も，アードもサムードも（その預言者を）信じなかった。","またイブラーヒームの民も，ルートの民も，","マドヤンの住民も（信じなかった）。またムーサーも拒否された。それでもわれは不信者に猶予を与え，結局かれらに懲罰を与えた。われの拒否はどんなものであったのか。","われはをかれらが悪を行っている間に，如何に多くの町を滅ぼしたことであろうか。それらは，屋根を下にして倒れ潰れた。また（如何に多くの）井戸や堅固な城が見捨てられたことであろうか。","かれらは心に悟りが開けるよう，またその耳が聞くように，地上を旅しなかった。本当に盲人となったのは，かれらの視覚ではなく，寧ろ胸の中の心なのである。","かれらはあなたに，すばやい懲罰を求める。だがアッラーは約束に背かれない。本当に主の御許における一日は，あなたがたの計算する千年に当る。","われは，如何に多くの悪を行う都市を猶予し，それからこれらを処罰したことであろうか。帰り所はわれの許にあるのである。","言ってやるがいい。「人びとよわたしは，あなたがたにはっきり警告する（ため遣わされた）者である。」","信仰して善行に勤しむ者は，御赦しと栄誉ある糧を与えられる。","だがわが印を虚しくするように努める者は業火の仲間である。","あなた以前にわれが遣わした使徒や預言者でも，何か望みをもつと，悪魔がその欲望を唆したものであった。だがアッラーは，悪魔の誘惑を無にされ，御自分の印を堅固になされた。本当にアッラーは全知にして英明であられる。","かれは，悪魔の誘惑で，心に病のある者，心の頑固な者を試みなされる。本当に悪を行う者たちは，（真理から）遠くかけ離れる。","また知識を与えられている者たちは，この（クルアーン）があなたの主からの真理であることを知り，心を謙虚にしてそれを信じる。本当にアッラーは，信仰する者たちを正しい道に導かれる方である。","信仰のない者はそれに就いて疑いを抱き続けよう。（審判の）時が，突然かれらに襲いかかるか，災厄の日の懲罰が来るまでは。","その日，大権はアッラーの有である。かれは，かれらの間を裁かれる。それで，信仰して善い行いをした者は，歓喜の楽園に入る。","背信して，われの印を虚偽であるとした者には恥ずべき懲罰がある。","アッラーの道のために移住し，その後（戦いで）殺され，または死んだ者には，アッラーは必ず善美な糧を与えるであろう。本当にアッラーこそは，最も優れた給養を与える方であられる。","かれは，必ずかれらが喜ぶ所に入らせられる。本当にアッラーは全知にして聡明な御方である。","それは（こうである）。誰でも自分が被ったものと同じ報復をしたのに，また不当な仕打ちをされるならば，アッラーは必ずこの者を助けなされる。本当にアッラーは寛容にしてよく赦される御方である。","それは，アッラーが夜を昼の中に割り込ませ，また昼を夜の中に割り込ませるためである。本当にアッラーは全聴にして全視であられる。","これも，アッラーこそ真実であり，かれらがかれ以外に祈るものが偽りの（神の）ためである。本当にアッラーは至高にして至大であられる。","アッラーが天から水（雨）を降らせられれば，大地が緑になるのをあなたは見ないのか。本当にアッラーは親切にして知悉される御方である。","天にあり地にある凡てのものは，かれの有である。アッラー，本当にかれは，満ち足られる御方，讃美されなべき御方である。","あなたは見ないのか。アッラーは地上の凡てのものをあなたがたに従わせ，かれの命令によって，船を海上に走らせられる。また天をかれの御許しなく地上に落ちないよう支えられる。本当にアッラーは人間に，優しく慈悲を垂れられる御方である。","かれこそはあなたがたに生を授け，間もなく死を与え，それからまた甦らせられる方である。本当に人間は恩を忘れる。","われは凡てのウンマに守られるべき儀式を定めた。それでこれに関し，かれらにあなたと論争させてはならない。あなたの主に（かれらを）招きなさい。本当にあなたは，正しい導きの上にいる。","かれらがもしあなたがたと論争するならば，言ってやるがいい。「アッラーは，あなたがたの行うことを最もよく知っておられる。","アッラーは審判の日に，あなたがたがそれに就いて相違したことに関し，あなたがたを裁かれる。」","あなたはアッラーが，天にあり地にある一切を知っておられることを知らないのか。それは凡て記録に載せてある。それは，アッラーにおいては容易なことである。","かれらはアッラーを外にして，何の権威も授かっていないもの，またそれに就いて何の知識もないものを崇拝している。悪を行う者には援助者もない。","われの明瞭な印が読誦される時，あなたは信仰しない者たちの顔に，拒絶の色が浮かぶのを認めるであろう。かれらにわが印を読誦する者に向かって，攻撃を加えようとさえする。言ってやるがいい。「わたしはそれよりも更に悪いものを，あなたがたに告げようか。それは火獄である。アッラーは信仰しない者たちに，それを約束なされる。何と悪い住居であることよ。」","人びとよ，一つの比喩を説くから，それを謹んで聞きなさい。本当にあなたがたがアッラ ーの外に祈るものは，仮令かれらが束になっても，一匹の蝿（さえ）も創れない。また蝿がかれらから何か奪い去っても，それを取り戻すことも出来ない。祈る者も，祈られる者も，全く力が ないのである。","かれらは，アッラーの真価の程を評価していない。本当にアッラーは強大にして偉力ならびなき御方である。","アッラーは，天使と人間の中から，使徒を選ばれる。本当にアッラーは全聴にして全視であられる。","かれは，かれらの前にあるものも，かれらの後ろに有るものをも知っておられる。アッラーの御許に（凡ての）事物は帰されるのである。","あなたがた信仰する者よ。立礼〔ルクーウ〕しサジダして，あなたがたの主に仕えなさい。そして善行に勤しめ。必ずあなたがたは成功するであろう。〔サジダ〕","アッラーの（道の）ために，限りを尽くして奮闘努力しなさい。かれは，あなたがたを選ばれる。この教えは，あなたがたに苦業を押しつけない。これはあなたがたの祖先，イブラーヒームの教義である。かれは以前も，またこの（クルアーン）においても，あなたがたをムスリムと名付けられた。使徒はあなたがたのための立証者であり，またあなたがたは人びとのための立証者である。だから礼拝の務めを守り，定めの喜捨を行い，確りとアッラーに縋りなさい。かれは あなたがたの守護者である。何と優れた守護者，何と優れた援助者であることよ。"],"n":"Al-Hajj"},{"i":23,"v":["信者たちは，確かに勝利を勝ちとる。","かれらは，礼拝に敬虔であり，","虚しい（凡ての）ことを避け，","施し〔ザカート〕のために励み，","自分の陰部を守る者。","ただし配偶と，かれらの右手に所有する者（奴隷）は，別である。かれらに関しては，咎められることはない。","しかし法を越えて求める者は，アッラーの掟に背く者である。","また信託と約束に忠実な者，","自分の礼拝を（忠実に）守る者である。","これらの者こそ本当の相続者で，","フィルダウス（天国）を継ぐ者である。かれらはそこに永遠に住むのである。","われは泥の精髄から人間を創った。","次に，われはかれを精液の一滴として，堅固な住みかに納めた。","それからわれは，その精滴を一つの血の塊に創り，次にその塊から肉塊を創り，次いでその肉塊から骨を創り，次に肉でその骨を覆い，それからかれを外の生命体に創り上げた。ああ，何と素晴しいアッラー，最も優れた創造者であられる。","それから後，あなたがたは必ず死ぬ。","それから復活の日に，甦らされるのである。","われはあなたがたの上に，7つの天を創った。決してわれは創造を等閑にはしない。","われは天から適量の雨を降らせ，それを地中に止まらせる。またわれは，それを無くすことも出来る。","われはそれで，あなたがたのためにナツメヤシとブドウの園を育てた。園の中には多くの果実があって，あなたがたはそれを食べる。","またシナイ山に産する一本の樹があって，油が採れ，食べものに味わいを付ける。","それから家畜にも，あなたがたへの教訓がある。われはそれらの腹の中にあるものをあなたがたに飲ませる。それらには多くの用途があり，またあなたがたはその（肉）を食べる。","あなたがたはそれらに乗り，また船によって運ばれる。","われはヌーフをその民に遣わした。かれは言った。「わたしの人びとよ，アッラーに仕えなさい。かれの外には，あなたがたに神はないのである。あなたがたはかれを畏れないのか。」","人びとの中，信仰のない長老たちは言った。「何だこれは，あなたがたと同じ只の人間ではないですか。かれはあなたがたの上に，高く留りたいのでしょう。もしアッラーが御望みなら，かれは天使を遣わすべきです。わたしたちは，昔の祖先からも，こんなことは聞きませんでした 。","この男は憑かれた人間に過ぎません。だから暫く待って様子をみましょう。」","かれは（祈って）言った。「主よ，かれらはわたしを嘘付きであるといいます。どうか御助け下さい。」","それでわれはかれに啓示した。「われの啓示に従って，われの目の前で舟を造れ。われの命令が下って，釜が滾り溢れたら，かれらの中で宣言が既に下された者を除き，あなたは凡ての（生き）もの一番と，あなたの一家を乗り込ませなさい。悪を行った者のために，われに嘆願してはならない。かれらは必ず溺れるのである。","そして一緒の者と舟の中に落ち着いたら（祈って）言え，「悪を行う人びとから，わたしたちをお救い下さったアッラーに讃えあれ。」","言え，「主よ，祝福された上陸地点に，わたしを上陸させて下さい。本当にあなたは最も優れた上陸を叶えられる方であります。」","本当にこの中には（理解ある者への）種々の印がある。われは（人びとを）試練するものである。","それからかれらの後に，われは外の世代を創りあげた。","われはかれらの間から（選んだ）使徒を，かれらに遺わして，（言わせた。）「アッラーに仕えなさい。かれの外に，あなたがたに神はないのです。あなたがたは（かれを）畏れないのですか。」","かれの民の中の長老で信仰がなく，来世の（アッラーとの）会見を嘘であるとし，現世で羽振りのよい者たちは言った。「これはあなたがたと同じ一人の人間に過ぎません。あなたがたの食べるものを食べ，あなたがたの飲むものを飲んでいます。","あなたがたが，自分と同じ人間に従うならば，必ず失敗するでしょう。","あなたがたは死んで土と骨になってから（再び）甦らされると，かれは約束したのですか。","そんな約束はまったくあり得ません。","わたしたちには，現世の生活の外はないのです。わたしたちは死んでまた生きかえるでしょうか。わたしたちは，決して甦らされることはないのです。","かれはアッラーに就いて，虚言を捏造した只の人間に過ぎません。わたしたちは，かれを信じません。」","かれは（祈って）言った。「主よ，かれらはわたしを嘘付きであるといいます。どうか御助け下さい。」","かれは仰せられた。「暫くしたら，かれらは必ず悔いるであろう。」","それで一声（懲罰）が確実にかれらを襲い，われはかれらを（時の流れに浮ぶ）泡屑にした。だから悪を行う者よ遠ざかれ。","それからかれらの後に，われは外の諸世代を創った。","誰もその定められた期限に，先にすることも遅れることも出来ない。","そこでわれは次々に使徒を遺わした。だが使徒が一つの民に現われる度に，かれらはかれを嘘つき呼ばわりした。それでわれは（このような不義の徒を）次々にあとを追わせ，（滅ぼし），かれらを昔の語り草にした。だから信仰しない者よ遠ざかれ。","またわれは，わが種々の印と明瞭な権威とを授けて，ムーサーとその兄弟のハールーンを遺わした。","フィルアウンとその長老たちの許に。だがかれらは横柄で思い上った者たちであった。","かれらは言った。「わたしたち同様に人間にすぎない二人を（どうして）信じられましょうか。しかもかれらの民は，わたしたちの奴隷ではないですか。」","それでかれらは，両人を嘘つきであるといい，結局滅ぼされた。","われは，かれらが正しく導かれるよう，ムーサーにしかと啓典（律法）を授けた。","またわれは，マルヤムの子とその母を印となし，両人を泉の涌き出る安静な丘の上に住まわせた。","あなたがた使徒たちよ，善い清いものを食べ，善い行いをしなさい。われはあなたがたのすることを熟知している。","本当にあなたがたのこのウンマは，唯一の共同体である。われはあなたがたの主である。われを畏れよ。","それなのにかれらは諸宗派に分裂した。しかも各派は自分たちが素晴らしいと言っている。","だから当分の間，迷いのままにかれらを放置しなさい。","かれらはわれが，財宝と子女でかれらを力付けると考えるのか。","われはかれらのために，良いことを急いでいると思うのか。いや，かれらは（試みに）気付かない。","本当に主を畏れて戦く者，","また主の印を信じる者，","また主に（何ものをも）配しない者，","また主に帰ることを心に畏れ，与えるべきものを与える者，","これらの者は凡て善事に急ぎ，その先頭に立つ者である。","われは誰にも，その能力以上の重荷を負わせない。われには真実を語る書物があるので，かれらは決して不当に扱われることはないのである。","いや，かれらの心はこれ（クルアーンの教え）を全く理解出来ないでいる。ところでかれらの行為は，それより酷い行いである。","やがてわれが，かれらの中の贅沢な者を懲罰のために捕えると，見るがいい。かれらは泣き叫ぶ。","（その時仰せられよう。）「今更哀願して喚くことはない。あなたがたにはわれからの救助はないのである。","われの印は，あなたがたに読誦されていたが，あなたがたは踵を返して逃げ，","高慢であった。これ（クルアーン）に就いて悪口を言って夜話に耽っていた。」","かれらは，この御言葉を熟考しないのか。昔の祖先に起らなかったものが，かれらに起ると考えるのか。","それともかれらへの使徒と認めず，かれを拒否するのか。","それで，「かれは憑かれた者である。」と言うのか。そうではない。かれは真理を齎したが，かれらの多くは真理を嫌う。","もし真理が，かれらの欲張りに相応しいものなら，天地とその間の凡てのものは，（混乱し）退廃してしまったであろう。そうではない。われはかれらへの訓戒を授けたが，かれらは訓戒から背き去ったのである。","それともあなたは，報酬をかれらに求めるのか。あなたの主の報酬こそは至上である。かれは最も優れた給与を与える方であられる。","本当にあなたは，正しい道にかれらを招く。","だが来世を信じない者たちは，必ずその道から逸れる。","われが慈悲を施してかれらを悩ます災厄を除いても，迷路に執着して途方もなくさ迷うであろう。","且つて，われはかれらに懲罰を加えたが，かれらはなお，主にへり下ることなく，素直に嘆願しない。","われが厳しい刑罰への門を，かれらに開くまでは。見なさい。かれらはそれで絶望している。","かれこそは，あなたがたのために，聴覚と視覚と心（知覚，理解力）を創られた方である。だがあなたがたは，感謝しない。","あなたがたを地上に，繁殖させられたのはかれである。かれの御許に，あなたがたは集められる。","かれこそは，生かしまた死なせられる方であり，昼と夜の交替を規制される。あなたがたはなお理解しないのか。","いや，かれらは，昔の人が言ったのと，同じようなことを言っている。","かれらは言う。「わたしたちが死んで土と骨になった時，本当に甦らされるだろうか。","本当にわたしたちもわたしたちの祖先も，且つてこのことを約束されていた。これは只昔の物語に過ぎない。」","言ってやるがいい。「大地とそこにある凡てのものは，誰のものであるか。知っているなら（言ってみなさい）。」","かれらは必ず，「アッラーの有である。」と言うであろう。言ってやるがいい。「あなたがたは，まだ気が付かないのか。」","言ってやるがいい。「7つの天の主，栄光に満ちた至高の玉座の主は，誰であるのか。」","かれらは必ず，「アッラー。」と言うであろう。言ってやるがいい。「あなたがたはなお畏れないのか。","凡ての事物の統御は，誰の手にあるのか。（万有を）守護し，（誰からも）守護されない方（は誰か），あなたがたが知っているならば，（言ってみなさい）。」","かれらは必ず「アッラー。」と言うであろう。言ってやるがいい。「それならあなたがたは，どうして惑わされたのか。」","いや，われは真理を下したのである。かれらは本当に嘘付きである。","アッラーは子をもうけられない。またかれに並ぶ神もない。そうであったら，それぞれの神は自分の創ったもので分裂しお互いに抜き出ようとして競い合う。かれらの述べることを超越されるアッラーに讃えあれ。","幽玄界と現象界を知っておられ，かれらの配するものの上に高くおられる。","言え，「主よ，あなたがかれらに約束したこと（懲罰）を，もしわたし（の在世中）に示されるなら，","主よ，わたしを悪を行う民の中に，入れないで下さい。」","本当にわれは，かれらに警告したものを，あなたに示すことは確かに出来る。","善行によって，悪を撃退せよ。われはかれらの言うことを熟知している。","そして（祈って）言いなさい。「主よ，悪魔たちの囁きに対し，あなたの加護を願います。","主よ，かれらがわたしに近付かないよう，あなたの加護を願います。」","だが死が訪れると，かれらは言う。「主よ，わたしを（生に）送り帰して下さい。","わたしが残してきたものに就いて善い行いをします。」決してそうではない。それはかれの口上に過ぎない。甦りの日まで，かれらの後ろには戻れない障壁がある。","ラッバが吹かれる時，その日，かれらの間の諸関係の絆は途絶え，互いに問わないであろう。","それで秤が（善行のため）重い者たちは，至上の幸福をえる。","また秤が軽い者たちは，魂を失い，地獄に永遠に住む。","火はかれらの顔を焦がし，その中で歯ぐきをむき出す。","（かれらに言われよう。）「われの印があなたがたに読誦されなかったのか，なのにそれを嘘であるとしたのか。」","かれらは言う。「主よ，わたしたちは不運に打ち負け，迷っていました。","主よ，わたしたちをここから出して下さい。もしもなおわたしたちが（悪に）返るならば，本当に不義の徒です。」","かれは仰せられよう。「その中に卑しめられて入ってしまえ。われに物を言うな。","本当にわれのしもべの中には，こう言っていた一団がある。『主よ，わたしたちを赦し，慈悲を与えて下さい。あなたは最も優れた慈悲を与える方です。』","だがあなたがたは，かれらを笑い草にした。あなたがたは，かれらを笑っている間に，われを念じるのを忘れることになった。","本当にかれらが耐え忍んだことにより，今日われは報いた。かれらこそ成功した者である。」","かれは仰せられよう。「あなたがたは，地上に何年滞在していたのか。」","かれらは申し上げよう。「わたしたちは一日か，一日の一部分滞在していました。勘定役（天使）に御問い下さい。」","かれは仰せられよう。「あなたがたの滞在は束の間に過ぎない，あなたがたが（このことを）知っていたならば","あなたがたは，われが戯れにあなたがたを創ったとでも考えていたのか。またあなたがたは，われに帰されないと考えていたのか。」","アッラーは，尊くて気高い，真実の王者である。高潔な玉座の主を置いて外には神はない。","アッラーと一緒に，何の証拠もない外の神に祈る者の計算は主の御許にあるだけである。本当に不信者たちは，勝ち抜くことは出来ないであろう。","（祈って）言うがいい。「主よ，御赦しを与え，慈悲を与えて下さい。あなたは最も優れた慈悲を与える方であられます。」"],"n":"Al-Mumenoon"},{"i":24,"v":["（これは）われが下した1章〔スーラ〕。われが定めたもので，明瞭な種々の印をその中に下した。必ずあなたがたは留意するであろう。","姦通した女と男は，それぞれ100回鞭打て。もしあなたがたが，アッラーと末日を信じるならば。アッラーの定めに基づき，両人に対し情に負けてはならない。そして一団の信者に，かれらの処刑に立会わせなさい。","姦夫は，姦婦かまたは多神教徒以外（の女）とは，結婚することは出来ない。姦婦もまた，姦夫かまたは多神教徒以外（の男）とは，結婚することは出来ない。このことは信者に対し禁じられる。","貞節な女を非難して4名の証人を上げられない者には，80回の鞭打ちを加えなさい。決してこんな者の証言を受け入れてはならない。かれらは主の掟に背く者たちである。","しかし，その後悔いて自ら改める者は別である。本当にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","自分の妻を非難するもので，自分以外に証人のない場合は，単独の証言で，自分の真実なことをアッラーに誓けて4度誓う。","そして5度目に，「もし自分の言葉が虚偽なら，アッラーの御怒りが自分の上に（下るように）。」（と誓う）。","また，かの女から，その懲罰を免じられる。つまりもしかの女が，アッラーに誓けてかれ（夫）の言葉が虚偽であることを4度誓い，","そして5度目に，「もし（夫の言葉が真実ならば，アッラーの御怒りが自分の上に（下るように）。」（と誓うならば）。","アッラーの恩恵があなたがたの上になく，慈悲もなかったならば（どうであろう。）本当にアッラーは，度々悔悟を許される英明な方であられる。","本当にこの虚言を広めた者は，あなたがたの中の一団である。これをあなたがたへの災いと思ってはならない。いや，それはあなたがたのため良いことである。かれらの中それぞれの者は，その稼いだ罪によ（り罰せられ）る。なかでもそれに大きく関与した者は，厳しい懲罰に処せられるのである。","あなたがたはそれを聞いた時，信者の男も信者の女も，自分自身で何故好意ある考えをしなかったのか。そして，「これは明らかに中傷である。」と何故言わなかったのか。","かれらは何故，これに対し4名の証人を挙げなかったのか。証人を出さなかったので，これらの者はアッラーの御目には虚言の徒である。","もしあなたがたに対するアッラーの恩恵と，現世と来世でかれの慈悲がなかったならば，この事件に就いて（不謹慎に）話したことに対し，厳しい懲罰に処せられたところであった。","見なさい。あなたがたは舌先でそれを受け止め，またあなたがたの口は，自分の知らないことを言った。そしてアッラーの御目には重大なことを，軽く考えていた。","あなたがたはそれを聞いた時，何故こう言わなかったのか。「これはわたしたちの口にすべきことではない。アッラーに讃えあれ。これは大変な中傷である。」","アッラーは，もしあなたがたが信者なら，このようなことを決して繰り返してはならないと戒められる。","アッラーは，あなたがたに印を解き明かされる。本当にアッラーは全知にして英明であられる。","信仰する者の間にこの醜聞が広まることを喜ぶ者は，現世でも来世でも，痛ましい懲罰を受けよう。あなたがたは知らないがアッラーは知っておられる。","アッラーの恩恵があなたがたの上になく，慈悲もなかったならば（どうであろう）。本当にアッラーは親切極みなく慈悲深い方である。","信仰する者たちよ，悪魔の歩みに従ってはならない。あなたがたがもし悪魔の歩みに従うならば，かれは必ず醜行と悪事をあなたがたに命じるであろう。もしあなたがたに対し，アッラーの恩恵と慈悲がなかったならば，あなたがたの中一人も純潔になれなかったであろう。だがアッラーは，御心に叶う者を清められる。アッラーは全聴にして全知であられる。","あなたがたの中，恩恵を与えられ富裕で能力ある者には，その近親や，貧者とアッラーの道のため移住した者たちのために喜捨しないと，誓わせてはならない。かれらを許し大目に見てやるがいい。アッラーがあなたがたを赦されることを望まないのか。本当にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","無分別に貞節な信者の女を中傷する者は，現世でも来世でもきっと呪われよう。かれらは厳しい懲罰を受けるであろう。","その日，かれらの舌と手と足は，その行ったことに就いてかれらに（不利な）立証をする。","その日アッラーは，かれらが受けるべき応報を（凡て）払い戻され，かれらは，アッラーが真理であり，（凡てのことを）明瞭になされることを，知るであろう。","不浄な女は不浄な男に，また不浄な男は不浄な女に（相応しい）。純潔な女は純潔な男に，また純潔な男は純潔な女に（相応しい）。これらの者は，人びとの言うことに動じない。かれらには，容赦と栄誉ある御恵みがあろう。","あなたがた信者よ，許しを求めて，家族に挨拶するまでは，自分の家以外の住まいに入ってはならない。それはあなたがたのために善い。必ずあなたがたは留意するであろう。","もし家に誰もいないと分ったならば，許しがあるまで，それに入ってはならない。もし帰るよう言われた時は帰れ。それはあなたがたのために一段と清廉である。アッラーはあなたがたの行うことを知っておられる。","あなたがたに必需品が備えてある，住人のいない家に入ることは罪にならない。アッラーは，あなたがたの現わすことも隠すことも知っておられる。","男の信者たちに言ってやるがいい。「（自分の係累以外の婦人に対しては）かれらの視線を低くし，貞潔を守れ。」それはかれらのために一段と清廉である。アッラーはかれらの行うことを熟知なされる。","信者の女たちに言ってやるがいい。かの女らの視線を低くし，貞淑を守れ。外に表われるものの外は，かの女らの美（や飾り）を目立たせてはならない。それからヴェイルをその胸の上に垂れなさい。自分の夫または父の外は，かの女の美（や飾り）を表わしてはならない。なお夫の父，自分の息子，夫の息子，また自分の兄弟，兄弟の息子，姉妹の息子または自分の女たち，自分の右手に持つ奴隷，また性欲を持たない供回りの男，または女の体に意識をもたない幼児（の外は）。またかの女らの隠れた飾りを知らせるため，その足（で地）を打ってはならない。あなたがた信者よ，皆一緒に悔悟してアッラーに返れ。必ずあなたがたは成功するであろう。","あなたがたの中独身の者，またあなたがたの奴隷の男と女で廉正な者は，結婚しなさい。かれらがもし貧しければ，アッラーは恩恵により裕福にされよう。アッラーは寛恩深知であられる。","結婚（の資金）が見つからない者は，アッラーの恩恵により，富むまで自制しなさい。またあなたがたの右手が持つ者の中，（解放の契約）証書を求める者があって，あなたがたがかれらの善良さを認めるならば，その証明を書きなさい。なおアッラーがあなたがたに与えられた資財の一部をかれらに与えなさい。奴隷の娘たちが，貞操を守るよう願うならば，現世の果ない利得を求めて醜業を強制してはならない。かの女らが仮令誰かに強制されたなら，アッラーがやさしく罪を赦し，いたわって下さろう。","われは事物を明瞭にする印を下し，またあなたがた以前に過ぎ去った者たちの先例を示し，主を畏れる者への訓戒とした。","アッラーは，天地の光である。かれの光を譬れば，燈を置いた，壁龕のようなものである。燈はガラスの中にある。ガラスは輝く星のよう。祝福されたオリーブの木に灯されている。（その木は）東方（の産）でもなく，西方（の産）でもなく，この油は，火が凡んど触れないのに光を放つ。光の上に光を添える。アッラーは御好みの者を，かれの御光に導かれる。アッラーは人びとのために，比喩を挙げられる。本当にアッラーは凡てのことを知っておられる。","（この燈は）アッラーの許しによって，建てられた家の中にあり，かれの御名がそこで唱えられ，朝夕，そこでかれを讃えて唱念が行われる。","人びとは，交易や商品に惑わされないで，アッラーを念じ，礼拝の務めを守り，定めの喜捨に怠りなく，かれらの恐れは心も目も転倒する日である。","アッラーはかれらの行った，最善のものに報われ，且つ恩恵により報奨を付け加えられる。 アッラーは御心に叶う者に，際限なく与える。","しかし信仰のない者は，そのすることなすこと，砂漠の中の蜃気楼のようなもので，渇き切った者には水だと思われる。だがやってくれば何も見出せない。そこではアッラーの御前であり，かれの勘定が払われることを知るであろう。アッラーは清算に迅速であられる。","また（不信者の状態は），深海の暗黒のようなもので，波がかれらを覆い，その上に（また）波があり，その上を（更に）雲が覆っている。暗黒の上に暗黒が重なる。かれが手を差し伸べても凡んどそれは見られない。アッラーが光を与えられない者には，光はない。","あなたは，天地の間の凡てのものが，アッラーを讃えるのを見ないのか。羽を拡げて飛ぶ鳥もそうである。皆それぞれ礼拝と唱念を心得ている。アッラーはかれらの行っていることを知っておられる。","天と地の大権はアッラーの有であり，アッラーに（凡てのものの）帰り所はあるのである。","あなたがたは見ないか。アッラーは雲を駆り，やがてそれを相い合わせ，さらに固まりにされ，やがて慈雨が，その間から降るのを。また雹を含む，山（のような雲）を天から下し，かれは，御好みの者をそれで撃ち，御好みの者を避けられる。稲妻の閃きは，本当に目を奪おうとする。","アッラーは夜と昼を次々に交替させる。本当にこれらの中には，見る目をもつ者への教訓がある。","またアッラーは，ありとあらゆる動物を水から創られた。そのあるものは，腹で這い，またあるものは2本足で歩き，あるものは4つ足で歩く。アッラーは御望みのものを創られる。本当にアッラーは何事につけ全能であられる。","われは明瞭な印の数々を下した。アッラーは御好みの者を正しい道に導かれる。","かれら（偽信者）は，「わたしたちはアッラーと使徒を信じ，服従する。」と言う。だがその後，かれらの一部は背き去った。これらの者は（真の）信者ではない。","かれらの間は裁きのために，アッラーと使徒の前に呼び出されると，見なさい。一部の者は回避する。","もし，かれらが正しいのなら，素直にかれの許にやって来るであろう。","かれらの心には病が宿っているのか，それとも疑いを抱いているのか。またはアッラーと使徒が，かれらに対し不公平な扱いをすると恐れるのか。いや，かれらこそ不義者である。","本当の信者たちは，裁きのため，アッラーと使徒に呼び出されると，「畏まりました。従います。」と言う。本当に，そのような人々こそ栄える者である。","アッラーと使徒に服従し，アッラーを畏れ，かれに自分の義務を尽くす者，そのような人々こそ（最後の目的を）成就する者である。","かれら（偽信者）は，もしあなたが（出征を）命じたならば，必ず出て行くことをアッラーに誓けて厳粛に誓う。言ってやるがいい。「誓わなくてもよい。恭順こそ道理に叶う。本当にアッラーはあなたがたの行うことを熟知なされる。」","言ってやるがいい。「アッラーに従い，使徒に従え。あなたがたがもし背き去るとしても，かれにはかれの負わされた務めがあり，あなたがたにもあなたがたの負わされたものがある。だがあなたがたがもしかれに従うならば，正しく導かれるであろう。使徒に課せられることは，只明瞭に（啓示を）伝えるだけである。」","アッラーは，あなたがたの中，信仰して善い行いに勤しむ者には，あなたがた以前の者に継がせたように，この大地を継がせることを約束なされた。そしてかれらのために，かれが選ばれる ものを，かれらの揺ぎのない宗教となされ，かれらの恐怖（不安の生活）を，安心無事（の境遇）に変えられる。かれらはわれに仕え，われに何ものをも配しない。だがそれ以後になお不信心になる者こそは，主の掟に背く者である。","それで礼拝の務めを守り，定めの喜捨をなし，使徒に従え。そうすればあなたがたは，慈悲にあずかるであろう。","あなたは，不信心の者たちが地上で（アッラーの計画を）失敗させると考えてはならない。かれらの住まいは業火である。何と悪い末路であることよ。","信仰する者よ，あなたがたの右手が所有する者と，あなたがたの女子たちの中未成年の者でも，次の3つの場合は，（居間に入る時）あなたがたの許しを求めさせなさい。（即ち）早朝〔ファジュル〕の礼拝の前，昼中の（暑さのため）脱衣をしている時，それから夜〔イシャー〕の礼拝の後である。（これは）あなたがたのための3度の素肌（裸）の時である。これらの（時刻の）外は，（許可を得ないで ）たがいに行き来してもあなたがたにもかれらにも，罪ではない。このようにアッラーは，あなたがたのために印を解き明かされる。アッラーは全知にして英明であられる。","あなたがたの子供たちが成年に達する時は，それ以前にそうしてきたように，（入室に際し ）許しを求めさせなさい。このようにアッラーは，あなたがたのために印を解き明かされる。アッラーは全知にして英明であられる。","結婚を望めない，産児期の過ぎた女は，その装飾をこれ見よがしに示さない限り，外衣を脱いでも罪ではない。だが控え目にするのは，かの女らのために良い。アッラーは全聴にして全知であられる。","盲人でも遠慮は要らない。また足の身障者でも遠慮は要らない。また病人でも遠慮は要らない。またあなたがた自身も，自分の家で食べても良く，父方の家でも母方の家でも，兄弟の家でも，姉妹の家でも，父方のおじの家でもおばの家でも，母方のおじの家でも，母方のおばの家でも，あなたがたが鍵を持っている（家でも），あなたがたの友人（の家でも）食べて良い。またあなたがたは，一緒にまたは別々に食べても，咎めはない。それで家に入る時は，アッラーから祝福された良い挨拶の言葉で，人びとに挨拶しなさい。このようにアッラーは，あなたがたのために印を解き明かされる。必ずあなたがたは理解するであろう。","（真の）信者とは，アッラーとその使徒を（心から）信じ，ある要件で（人びとが）集まり使徒と一緒にいる時，その許可を得るまでは立ち去らない者たちである。本当に何につけあなたに許しを求める者こそは，アッラーとその使徒を信じる者である。かれらが自分の要件で，あな たに許しを求める時には，良いと思う者は許し，かれらのためにアッラーの御赦しを請え。本当にアッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","あなたがたは使徒の呼びかけを，あなたがた相互間の呼びかけのようにしてはならない。アッラーはあなたがたの中，密かに抜け出す者を知っておられる。それで，かれ（アッラー）の命令に違犯する者は試練が下り，または痛ましい懲罰が科せられるから，用心させなさい。","聞け，天と地の凡ての有はアッラーの有である。かれは，あなたがたのあるが儘を確と知っておられる。かれらがかれの許に帰される日，かれはかれらの行ったことを，かれらに告げ知らせるであろう。アッラーは凡てのことをよく知っておられる。"],"n":"An-Noor"},{"i":25,"v":["万民への警告者とするために，かれのしもベに識別を下された方に祝福あれ。","天と地の大権はかれの有である。かれは子をもうけられず，またその大権に（参与する）協力者もなく，一切のものを創造して，規則正しく秩序づけられる。","だがかれらはかれの外に神々を立てるが，それらは何も創れないばかりか，それら自身創られたもので，自らを害することも益することも出来ず，また死も生も復活も，自由にならない。","だが不信心な者たちは言う。「これは，かれが作り上げた虚言に過ぎない。外の者たちが，かれに協力したのである。」だが事はかれらこそ，無法と虚偽を齎したのである。","またかれらは言う。「昔の物語で，それをかれが書き下したのである。それを朝夕，口で言って書き取らせたのである。」","言ってやるがいい。「これを下されたのは，天地の奥義を知っておられ，本当に寛容にして慈悲深い方であられる。」","またかれらは言う。「これはどうした使徒だ。食べ物を食べ，町を歩き回るとは，どうして天使が遣わされ，かれと一緒に警告者にならないのだろうか。","かれに（どうして）財宝が授けられないのか，また（いくらでも）食べられる果樹園を持たないのだろうか。」不義の徒たちはなお，「あなたがたは，憑かれた者に従うだけのことである。」と言う。","かれらが，どんな譬を，あなたのために持ち出したかを見なさい。それでかれらは迷ってしまって，道を見出せない。","かれが望まれるならば，それより優れたものを，あなたに与えることの出来る方。川が下を流れる楽園，そして宮殿をあなたに与える御方に祝福あれ。","にも拘らず，かれらは（審判の）時を虚偽であるとする。われは，その時を虚偽であるとする者に対し，燃え盛る火を用意している。","遙かに離れた所から見る時，かれらはその怒声と咆哮を聞くであろう。","かれらが縛られて火獄の狭い所に投げ込まれる時，（いっそ）そこで，滅びて仕舞うことを嘆願するであろう。","（その時，言われよう。）「今日，一度に滅亡を嘆願してもだめである。あなたがたは度々繰り返す滅亡でも嘆願するがいい。」","言ってやるがいい。「この（火獄）が良いか，それとも主を畏れる者に約束される永遠の楽園か。これが，かれらへの報奨であり行き着くところである。","そこには，その望む凡てのものがある。永遠の住みかなのである。これはあなたがたが念願する，主からの約束である。」","かれらそしてアッラー以外に仕えるものたちを一緒に召集なされる日，かれは仰せられよう。「これらわれのしもべたちを迷わせたのはあなたがたであるのか。それともかれらが（自ら）道を踏み外したのか。」","かれらは言う。「あなたに讃えあれ，あなたの外に守護者を崇めることは，わたしたちに相応しくありません。だがあなたは，かれらとその祖先に（現世での）享楽を許され訓戒を忘れて破滅の民となりました。」","（主は仰せられよう。） 「今かれらは，あなたがたの言ったことを嘘である。と立証した。それであなたがたは（懲罰を ）免れられず，また助けも（得られ）ない。われは，あなたがたの中，悪を行う者に，懲罰を味わせるであろう。","あなた以前にわれが遣わした使徒たちは，一人として食べ物を食べない者はなく，町を歩き回らない者はなかった。われはあなたがたをお互いの試練となるように取り計らった。」それであなたがたは耐え忍ぶであろうか。あなたの主は，（凡てのことを）照覧なされる。","われとの（審判のための）会見を望まない者は言う。「何故天使がわたしたちに下されないのか。また（何故）わたしたちの主が，目の前に見えないのであろうか。」かれらは本当に自惚れて高慢であり，また非常に横柄な態度をとったのである。","かれらが天使を見る日，罪人にとって，喜びのない日である。かれら（天使）は言うであろう。「（あなたがたには）禁じられている，遠ざかれ。」","われはかれらの行ったことに報いて，それを塵のようにまき散らすであろう。","楽園の仲間はその日，素晴しい住まいに落ち着いて，快い昼寝所にいよう。","その日，天は雲と共に裂け，天使たちが遣わされ（大挙して）下る。","その日，真の大権は，慈悲深き御方に属する。不信者にとっては，多難の日である。","その日，悪を行った者は，（しまったと，）その手を(噛み)，言うであろう。「ああ，わたしがもし使徒と共に（正しい）道を選んでいたならば。","ああ，情けない，わたしがあんなものを友としなかったならば。","本当にかれは，訓戒が下った後にわたしを迷わせたのです。悪魔は常に人間を裏切ります。」","使徒は言う。「主よ，本当にわたしの人びとは，このクルアーンを忌むべきものとして拒否します。」","われはこのように，それぞれの預言者に，罪深き者たちの中から敵を創る。だが指導者，援助者としてはあなたの主だけで十分である。","また信仰しない者は，「クルアーンは何故一度に全巻が下されないのですか。」と言う。こうするのは，われがあなたの心を堅固にするため，よく整えて順序よく復誦させるためである。","また，かれらが譬を，あなたに持ち出してくる度に真理と善の解釈（の手掛り）をあなたに与えるためである。","顔を俯けて地獄に集められる者，これらは悪の境地におかれる，酷く道に迷った者である 。","（これより先）われはムーサーに啓典を授け，その兄弟ハールーンを挙げてかれの補助者とした。","われはその時（命じて）言った。「あなたがた両人は，わが印を拒否する民の許に行け。」それでわれは，かれらを徹底的に懲しめて壊滅した。","またヌーフの民は使徒を拒否したので，われはかれらを溺れさせて，人びとへの印とした。われは悪を行う者のために，痛ましい懲罰を準備している。","またアードとサムードとラッスの住民たち，そしてその間の幾世代。","われはそれぞれの民に実例をもって警告し，また（その罪に対し）それぞれを徹底的に壊滅した。","かれら（不信者）は，災の雨をどっと降らされた町を，度々訪れている。かれらはそれを見なかったのか，いや，かれらは復活の日など思いもよらなかったのである。","かれらがあなたを見る時，只冷笑の的にするだけである。（そして言う。）「アッラーが，使徒として遣わされたのは，この者であるのか。","もしわたしたちが神々に対し，確りしていなかったならば，かれは危うくそれから惑わし伝来の神々を見捨てるところであった。」だが，やがて懲罰を見る時，誰が，最も道に迷ったかが分るであろう。","あなたは自分の思惑を，神として（思い込む）者を見たのか。あなたはかれらの守護者になるつもりなのか。","それともかれらの多くは耳を傾け，または悟るとでも思っているのか。かれらは家畜のようなものに過ぎない。いや，それよりも道から迷っている。","主は如何に影を広げられたか，あなたは見なかったのか。もしかれが御望みならば，それを静止した儘にされよう。それからわれは，太陽をその案内役とした。","そこでわれは，緩やかな足取でわれの方に引き寄せる。","かれこそは，あなたがたのために夜をとばりとされ，睡眠して休息させ，昼間を甦り（の時）となされた御方である。","またかれこそは，その慈雨を降らす前に，吉報の風を吹き起こす御方である。そしてわれは，天から清浄な雨を降らす。","われはそれで死んだ大地に生命を与え，またわれが創った無数の家畜や人間に飲ませてやる。","われはかれらが気付くように，かれらの間でこれを繰り返し（て解明し）た。だが大多数の人間は，ただ拒むだけであった。","われがもし望むならば，どの町にも警告者を1人づつ遣わしたであろう。","だから不信者に従ってはならない。かれらに対しこの（クルアーン）をもって大いに奮闘努力しなさい。","かれこそは，二つの海を分け隔てられた御方である。一つは甘くして旨い，外は塩辛くして苦い。両者の間に障壁を設け，完全に分離なされた。","かれこそは，水から人間を創り，血統による親族と婚姻の関係を定められた方。本当にあなたの主は全能であられる。","だがかれらはアッラーを差し置いて無益無害の者に仕える。本当に不信者は，自分の主に反抗するもの（悪魔）の援助者である。","われは，只吉報の伝達者，また警告者としてあなたを遣わしただけである。","言ってやるがいい。「わたしはこれに対し，あなたがたに何の報酬も求めない。誰もが，主への（正しい）道を望めばよい」","死ぬことのない永生者を信頼して，かれを讃えて唱念しなさい。かれは，しもべたちの凡ての罪を完全に熟知される。","かれは，天と地そしてその間にある凡てのものを，6日の間に創造し，それから玉座に鎮座なされる慈悲深き御方であられる。だからかれに就いて熟知する者に問え。","だがかれらが，「慈悲深き御方にサジダしなさい。」と言われると，かれらは言う。「慈悲深き御方とは何ですか。わたしたちはあなたの命じるものにサジダするのですか。」と，却って （真理からの）逃避を増すばかり。〔サジダ〕","天に諸星座を配置し，その間に太陽と照らす月を置かれた御方に，祝福あれ。","かれこそは，反省し，感謝しようとする者のために夜と昼を設け，交替させた方である。","慈悲深き御方のしもべたちは，謙虚に地上を歩く者，また無知の徒（多神教徒）が話しかけても，「平安あれ。」と（挨拶して）言う者である。","また主の御前にサジダ（または）起立して，夜を過す者。","また，「主よ，地獄の懲罰をわたしたちから追払って下さい。本当にあの懲罰は，苦しみの極みです。","本当にそれは悪い住まいであり，悪い休み所です。」と言う者である。","また（財貨を）使う際に浪費しない者，また吝嗇でもなく，よくその中間を保つ者。","アッラーとならべて，外のどんな神にも祈らない者，正当な理由がない限り，アッラーが禁じられた殺生を犯すことなく，また姦婬しない者である。だが凡そそんなことをする者は，懲罰される。","復活の日には懲罰は（罪に応じ）倍加され，その（地獄で）屈辱の中に永遠に住むであろう。","悔悟して信仰し，善行に励む者は別である。アッラーはこれらの者の，いろいろな非行を変えて善行にされる。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","悔悟して善行に勤しむ者は，本気でアッラーに悔いている者である。","嘘の証言をしない者，また無駄話をしている側を通る時も自重して通り過ぎる者。","また話題が主の印に及べば聾啞者か盲人であるかのように，戯らに知らないふりをしない者。","そして，「主よ，心の慰めとなる妻と子孫をわたしたちに与え，主を畏れる者の模範にして下さい。」と（祈って）言う者。","これらの者は，その耐え忍んだことにより高い階位の住まいをもって（楽園の中に）報われよう。またそこで歓迎と挨拶の言葉をもって迎えられよう。","そこに永遠に住むのである。何とよい住まい，何とよい休み所であることよ。","（不信者に）言ってやるがいい。「あなたがたがわたしの主に祈らないなら，かれはあなたがたを，構って下さらないであろう。あなたがたは本当に（主を）嘘つき呼ばわりしたが，やがて免れられない（懲罰が）下るであろう。」"],"n":"Al-Furqan"},{"i":26,"v":["ター・スィーン・ミーム。","これは明瞭な啓典の印である。","かれらが信者になろうとしないため，あなたは多分，死ぬ程苦悩していることであろう。","もしわれがそのつもりとなり，天から印を下せば，かれらはそれに恐れ入って謙虚になるであろう。","だが，慈悲深き御方からかれらに新しい訓戒が齎される度に，かれらはいつも背き去る。","かれらは（それを）嘘であるとする。だが今にその愚弄することが，真実となって，かれらに降りかかるのである。","かれらは，かの大地を見ないのか。如何に多くの，凡ての尊いものを，われはそこで育てるかを。","本当にその中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主，かれは偉力ならびなく慈悲深い御方である。","あなたの主がムーサーに呼びかけ，こう仰せられた時を思いなさい。「不法な民の許に行け。","フィルアウンの民の許に。かれらは主を畏れないのか。」","かれは申し上げた。「わたしの主よ，かれらがわたしを嘘付き呼ばわりすることを恐れま す。","わたしの胸は圧迫され，またわたしの舌は縺れます。ですからハールーンを，遺わし（助け）て下さい。","また（その上）かれらは，わたしに罪を科しているので，わたしを殺すのを恐れます。」","かれは仰せられた。「決してそうではない。あなたがた両人は，わが印を持って行け。本当にわれは，あなたがたと一緒にいて，聞いているのである。","それであなたがた両人は，フィルアウンの許に行って言ってやるがいい。『わたしたちは，万有の主から遣わされた使徒であるから，","イスラエルの子孫を，わたしたちと一緒に行かせて下さい』と。」","かれは言った。「あなたは幼少の時，わたしたちの間で育てられたではないか。あなたの生涯の多くの年月を，わたしたちの間で過ごしたではないか。","それなのにあなたは酷いことをしでかしたものだ。あなたは恩を忘れる者の仲間である。」","かれ（ムーサー）は言った。「わたしが，それを行ったのは邪道に踏み迷っていた時のこと である。","それでわたしは恐ろしくなって，あなたがたから逃げだした。だが，主はわたしに知識を授けて，使徒の一人となされたのである。","あなたはイスラエルの子孫を奴隷としておきながら，それがわたしに好意を示す恩恵であるとでもいうのですか。」","フィルアウンは言った。「万有の主とは，何ですか。」","かれ（ムーサー）は言った。「天と地，そしてその間の凡ての有の主であられます。あなたがたがもし（これを）悟ったならば。」","かれ（フィルアウン）は，左右の者に向かって言った。「あなたがたは聞きましたか。」","かれ（ムーサー）は言った。「あなたがたの主，また昔からのあなたがたの祖先の主でもあられます。」","かれ（フィルアウンは左右の者に）言った。「あなたがたに遣わされたこの使徒は，本当に気違いです。」","かれ（ムーサー）は言った。「東と西，またその間にある万有の主であられます。あなたがたがもし理解するのであれば。」","かれ（フィルアウン）は言った。「あなたが，もしわたし以外に神を立てるならば，わたしは必ずあなたを囚人にするでしょう。」","かれ（ムーサー）は言った。「わたしがもし，明白な何物かを，あなたに齎してもですか。」","かれ（フィルアウン）は言った。「あなたの言うことが本当なら，それを示しなさい。」","それで（ムーサー）は杖を投げた。見るがいい。それは明らかに蛇となる。","またかれの手を差し伸べると，見るがいい。それは誰が見ても真っ白である。","かれ（フィルアウン）は左右の長老たちに言った。「本当にこれは，老練な魔術師である。","かれはその魔術で，あなたがたをこの国から追い出そうとしている。それであなたがたはどうしようというのか。」","かれらは言った。「（久しく）かれとその兄弟を待機させ，使いの者を諸都市に遺わし，","凡ての老練な魔術師をあなたの許に召し出されよ。」","そこで魔術師たちは，決められた日の決められた時刻に集められた。","また民衆に向かっても，「あなたがたは（全部）集合したのか。」と告げられた。","（人びとは言う。）「魔術師の方が勝てば，わたしたちはかれら（の教え）に従おうではないですか。」","魔術師たちはやって来るなり，フィルアウンに言った。「わたしたちが勝てば，必ず褒美があるでしょうか。」","かれ（フィルアウン）は言った。「勿論である。その場合あなたがたは，必ず側近となろう。」","ムーサーはかれらに向かって言った。「あなたがたの投げるものを，投げなさい。」","そこでかれらは，縄と杖を投げて言った。「フィルアウンの御威光に誓けて，わたしたちは必ず勝利者になろう。」","その時ムーサーが杖を投げると，見るがいい。それはかれらの捏造したものを，呑み込んでしまった。","そこで魔術師たちは，さっと伏しサジダして，","言った。「わたしたちは，万有の主を信じます。","ムーサーとハールーンの主を。」","かれ（フィルアウン）は言った。「あなたがたは，わたしの許しも得ないうちにかれを信じるのか。きっとかれは，あなたがたに魔術を教えた，あなたがたの首長であろう。だが，やがて思い知るであろう。わたしは必ずあなたがたの手と足を互い違いに切断し，あなたがたを，凡て磔の刑にするであろう。」","かれらは言った。「構いません。わたしたちは，自分の主の許に帰るだけですから。","わたしたちの願いは，只主が，わたしたちの数々の過ちを赦され，わたしたちが信者たちの先がけになることです。」","われはムーサーに，「わがしもべたちと一緒に，夜の間に旅立て。あなたがたは必ず追手がかかるであろう。」と啓示した。","その時フィルアウンは，使いの者を諸都市に遣わし，","（言わせた）「これらの者は，ほんの少数の群れに過ぎないのです。","かれらは，わたしたちに腹を立てているでしょうが，","わたしたちは，警戒を整え，軍勢も多いのです。」","それでわれは，かれらを果樹園や泉から追い出し，","財宝や栄誉ある地位から追放した。","そんな次第であった。そしてわれはイスラエルの子孫たちに，これらのものを（外の所で）継がせた。","さてかれら（フィルアウンの軍勢）は日の出の時，かれらを追って来た。","両者が互いに姿が見えるようになると，ムーサーの仲間は言った。「わたしたちは，必ず追いつかれるであろう。」","かれ（ムーサー）は言った。「決して，決して。本当に主はわたしと共におられます。直ぐに御導きがあるでしょう。」","その時，われはムーサーに啓示した。「あなたの杖で海を打て。」するとそれは分れたが，それぞれの割れた部分は巨大な山のようであった。","われはまた，外の群をそこに誘き込んだ。","そしてわれは，ムーサーそしてかれと共にいた人びと凡てを救った。","だが他の者たちを，溺れさせた。","本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深くあられる。","イブラーヒームの物語をかれらに語りなさい。","かれが父親とかれの人びとに向かって，「あなたがたは何を崇拝するのですか。」と言った時を思い起しなさい。","かれらは言った。「わたしたちは偶像を崇拝し，いつもこれに仕えるのです。」","かれは言った。「あなたがたが祈る時かれら（偶像）は聞くのか。","またかれら（偶像）は，あなたがたを益するのですか，それとも害するのですか。」","かれらは言った。「いや，わたしたちの祖先が，こうしているのを見たのです。」","かれは言った。「それならあなたがたは，あなたがたが今迄崇拝してきたものに就いて考えてみたのですか。","あなたがたも，昔の祖先たちも（崇拝していたものに就いて）。","万有の主を除いては，かれらはわたしの敵です。","かれはわたしを創られた方で，わたしを導かれ，","わたしに食料を支給し，また飲料を授けられた御方。","また病気になれば，かれはわたしを癒して下さいます。","わたしを死なせ，それから生き返らせられる御方。","審判の日には，罪過を御赦し下されるよう，わたしが願い望む方である。","主よ，英知をわたしに授け，正しい者たちの仲間に入れて下さい。","わたしを後々の世まで真実を伝えた者として下さい。","わたしを至福の園を継ぐ者になされ，","わたしの父を御赦し下さい。本当にかれは迷った者の仲間ですが。","また（人びとが）復活させられる日に，わたしの面目を失わせないで下さい。","その日には，財宝も息子たちも，役立ちません。","ただ汚れのない心を，アッラーに棒げる者だけは別ですが。」","楽園は，主を畏れる者に近付けられ，","邪道に迷った者には，火獄が現われよう。","そしてかれらは言われよう。「あなたがたが，崇めていた（神々）は何処にいるのですか。","アッラーを外にして（拝していたもの）はあなたがたを助けられるのですか，または自分自身を助けられるのですか。」","そこでかれらも誘惑した者たちも，その中に投げ込まれる。","またイブリース（悪魔）の軍勢も全部一緒に。","かれらはそこで，口論して言うであろう。","「アッラーに誓って言います。わたしたちは明らかに誤っていたのです。","万有の主と同位に，あなたがたを配したのですから。","わたしたちを迷わせたのは，罪深い者たちに外ならない。","それでわたしたちには，誰も執り成す者もなく，","一人の真の友もないのです。","わたしたちがもう一度返ることが出来るなら，本当に信者の仲間に入るのですが。」","本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深くあられる。","ヌーフの民も，使徒たちを信じなかった。","かれらの同胞のヌーフが，かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは，主を畏れないのですか。","本当にわたしは，あなたがたへの誠実な使徒です。","それでアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","わたしは，それに対しあなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は，只万有の主から（いただく）だけです。","だからアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。」","かれらは言った。「最も卑しい者たちがあなたに従っているというのに，わたしたちまであなたを信じるのですか。」","かれ（ヌーフ）は言った。「かれらが行っていることに就いて，わたしが何を知りましょうか。","かれらの清算は，只わたしの主に属するのです。もしあなたがたが理解するならば。","またわたしは，信仰する者たちを追い払いません。","わたしは公明な一人の警告者に過ぎないのです。」","かれらは言った。「あなたが止めないなら，ヌーフよ，必ず石打ちにされるでしょう。」","かれは（祈って）言った。「主よ，本当にわたしの民はわたしを嘘付きであると申します。","それでわたしとかれらの間を，確り御裁き下され，わたしと，わたしと一緒の信者たちを救って下さい。」","そこでわれはかれと，かれと一緒の者たちを，満載した舟の中に救ってやった。","それからわれは後に残った者たちを溺れさせた。","本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主，かれは偉力ならびなく慈悲深くあられる。","アード（の民）も，使徒たちを嘘付きであるとした。","かれらの同胞のフードがかれらに言った時を思い起せ。「あなたがたは主を畏れないのですか。","本当にわたしは，あなたがたへの誠実な使徒です。","だからアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","またわたしは，このことであなたがたに報酬を求めません。わたしへの報酬は，只万有の主から（いただく）だけです。","あなたがたは高地という高地に悪戯に碑を建てるのですか。","またあなたがたは（永遠に）住もうとして，堅固な高楼を建てるのですか。","あなたがたは暴力を振う時，暴虐者のように振舞うのですか。","アッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","あなたがたが知る程のものを，授けられる方を畏れなさい。","かれは数々の家畜と子孫を，あなたがたに授けられ，","また果樹園や泉をも授けられた。","わたしはあなたがたに加えられる偉大な日の懲罰を本当に恐れる。」","かれらは言った。「あなたが説教しても説教しなくても，わたしたちにとっては同じことです。","本当にこれは，昔のやり方に外なりません。","わたしたちは懲罰されないのです。」","かれらは，かれを嘘付きであるとした。そこでわれはかれらを滅ぼした。本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。","サムード（の民）も，使徒たちを嘘付きであるとした。","かれらの同胞サーリフが，かれらに言った時を思い起しなさい。「あなたがたは主を畏れないのですか。","本当にわたしは，あなたがたへの誠実な使徒です。","だからアッラーを畏れわたしに従いなさい。","わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は，只万有の主から（いただく）だけです。","あなたがたはここで，いつまでも安泰でいられましょうか。","果樹園や泉，","穀物畑や，見事な若実を付けるナツメヤシの園，","また（岩）山に，あなたがたが巧みに家を切り穿っても（安泰であり得ようか）。","だからアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","あなたがたは，無法な常軌を逸した者の命令に，従ってはなりません。","かれらは地上に危害を引き起す者で，（悪弊を）矯正する者ではありません。」","かれらは言った。「あなたは憑かれた者に過ぎません。","あなたは，わたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。あなたの言うのが本当なら，わたしたちに印を齎しなさい。」","かれ（サーリフ）は言った。「ここに一頭の雌ラクダがいます。それにも水飲み日があり，またあなたがたにも，（それぞれ）決められた水飲み日があります。","偉大な日の懲罰があなたがたを襲わないよう，それに害を加えてはなりません。」","だがかれらは，その腱を切って不具にし，たちまち後悔することになった。","それは懲罰がかれらを襲ったからである。本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。","ルートの民も使徒たちを嘘付きであるとした。","同胞ルートが，かれらに，「あなたがたは主を畏れないのですか。」と言った時を思い起しなさい。","「本当にわたしは，あなたがたへの誠実な使徒です。","だからアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めません。わたしへの報酬は，誰々万有の主から（いただく）だけです。","あなたがたは創造された者の中男だけに近付き，","主があなたがたのために創られた配偶者を顧みないのですか。いや，あなたがたは罪を犯す者です。」","かれらは（答えて）言った。「いい加減止めないなら，ルートよ，あなたは必ず追放されるでしょう。」","かれ（ルートは）言った。「わたしは，本当にあなたがたの行いを忌み嫌っています。","主よ，わたしとわたしの家族を，かれらの所業から御救い下さい。」","それでわれは，かれとかれの家族を凡て救った。","後に残った，老女（ルートの妻）は別であったが。","それから，われは外の者を滅ぼした。","われは，（石の）雨をかれらの上に降らせた。警告されていた者たちには，災厄の雨であった。","本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなき慈悲深き御方であられる。","森の人びとも使徒たちを嘘付きであるとした。","シュアイブがかれらに，「あなたがたは主を畏れないのですか。」と言った時を思い起しなさい。","かれ（シュアイブ）は言った。「本当にわたしは，あなたがたへの誠実な使徒です。","だからアッラーを畏れ，わたしに従いなさい。","わたしはあなたがたにこのことで報酬を求めない。わたしへの報酬は，唯々万有の主から（いただく）だけです。","計量を十分に与え，損をさせてはなりません。","正確な汗で計り，","他人のものを詐取してはなりません。また迷惑を及ぼす行いをして，地上を退廃させてはなりません。","あなたがたと前の世代の者たちを創られた方，かれを畏れなさい。」","するとかれらは言った。「あなたは憑かれた者に過ぎません。","あなたはわたしたちと同じ一人の人間に過ぎません。どう考えてもあなたは虚言の徒です。","あなたの言うことが真実なら，天の一角をわたしたちの上に落としなさい。」","かれ（シュアイブ）は言った。「わたしの主は，あなたがたのすることをよく知っておられます。」","だがかれらはかれを嘘付きであるとした。それであの陰惨な日の懲罰がかれらを襲った。それは本当に厳しい懲罰の日であった。","本当にこの中には，一つの印がある。だがかれらの多くは信じない。","本当にあなたの主は偉力ならびなく慈悲深い御方であられる。","本当にこの（クルアーン）は，万有の主からの啓示である。","誠実な聖霊がそれをたずさえ，","あなたの心に（下した）。それであなたは警告者の1人となるために，","明瞭なアラビアの言葉で（下されたのである）。","このことは，既に昔の啓典の中に記されている。","イスラエルの子孫の学者たちがこれを知っていることは，かれら（マッカの多神教徒）にとって，一つの印ではないのか。","われが，もしこれをアラブ以外の誰かに啓示したならば，","かれがそれを読誦しても，人びとはそれを信じなかったであろう。","このように，われは罪深い者たちの心の中に，それ（啓示の一部）を入らせた。","それでもかれらは痛ましい懲罰を見るまでは，この（クルアーン）を信じないであろう。","だがその（懲罰）は，かれらの気付かない中に突然襲いかかるであろう。","その時かれらは，「わたしたちは猶予されないのですか」と言おう。","それでもかれらは，われの懲罰を急がせようというのか。","あなたはどう思うのか，われがかれらに幾年間も（の現世の生活を）享楽させても，","なお，かれらに約束されたこと（天罰）が来るとすれば，","享楽させてもらったことが，かれらにとり何の益になろうか。","われは警告者を（前もって）遣わさずに何如なる町も滅ぼさなかった。","（また）気付かせ（た後で）なければ。われは決して不当なことを行うものではない。","また悪魔たちがこれ（啓示）を齎すこともないのである。","それはかれらに相応しいものでもなく，またかれらには（そんな）能力もない。","かれらは，啓示を聞くことから遠ざけられている。","それでアッラーと一緒に，外のどんな神にも祈ってはならない。さもないとあなたも懲罰される者の仲間となろう。","あなたの近親者に誓告しなさい。","またあなたに従って信仰する者には，（愛の）翼を優しく下げてやりなさい。","かれらがあなたに従わないなら，「あなたがたが行うことは，わたしに関わりはありません。」と言ってやるがいい。","偉力ならびなく慈悲深き御方に（後は）御任せしなさい。","あなたが（礼拝に）立つのを見ておられる方に，","またサジダする者たちの間での，あなたの諸動作を（も見ておられる方に）。","本当にかれは全聴にして全知であられる。","われは，悪魔たちが誰の上に下るのかあなたがたに告げようか。","かれらは，凡ての嘘付きの徒の上に下る。","（悪魔の話に）耳を貸す（者）の多くは嘘付きの徒である。","また詩人たちのことだが，（悪魔に）唆かされた者たち（だけ）が，かれらに従う。","あなたは，かれらが凡ての谷間をさ迷い歩くのを見なかったのか。","またかれらは，自分の行いもしないことを口にするではないか。","信仰して善行に勤しむ者，またアッラーを多く唱念し，迫害された後には自らを守る者は別である。不義を行った者たちは，どんな変り方で，移り変っていくかを，やがて知ることになろう。"],"n":"Ash-Shuara"},{"i":27,"v":["ター・スィーン。これはクルアーンの印（凡ての事物を）明瞭にする啓典の印であり，","導き，信者への吉報である。","かれらは礼拝の務めを守り，定めの喜捨をなし，堅く来世を信じる者である。","われは来世を信じない者には，自分の行いを（一見）立派に見えるようにした。それで，かれらは眩惑されさ迷う。","これらは悪い懲罰が科せられる者で，来世においては，かれらこそ最大の失敗者であろう。","本当にあなたは，英明にして全知な御方の御許からクルアーンを授かっている。","ムーサーが，その家族に向かって言った時を思い起せ。「本当にわたしは，遙かに一点の火を認めた。わたしは，そこからあなたがたに火についての消息を齎すであろう。または火把を持ち帰り，それであなたがたは，暖められるかもしれない。」","かれがそこに来ると，声があった。「火の中にいる者，そしてその廻りの者に祝福あれ。万有の主，アッラーに讃えあれ。」","ムーサーよ，本当にわれこそは，偉力ならびなく英明なアッラーであるぞ。","さあ，あなたの杖を投げなさい」。ところがかれは，それが蛇のように動くのを見ると，逃げだし，後ろも見なかった。（その時，声があっていった。）「ムーサーよ，あなたは恐れてはならない。本当に使徒たる者は，われの前で恐れてはならない。","悪を行った者は別だがそれでも，その後，悪の代りに善を行う者は（恐れることはない）。本当にわれは覚容にして慈悲深き者である。","またあなたの手をふところに入れなさい。支障もないのに，出すと白くなろう。（これらは ）フィルアウンとその民に示す，9つの印の1部である。本当にかれらは，主の掟に背く民である。」","わが明瞭な印が目に見えてかれらの許に来た時，「これは明らかに魔術である。」とかれらは言った。","かれらは心の中ではそれを認めながら，不義と高慢さからこれを否認した。それでこれら悪を行う者の最後がどうであったかを見るがいい。","本当にわれは，ダーウードとスライマーンに知識を授けた。両人は言った。「信心深い数多いしもベの中から，わたしたちを選ばれた方，アッラーを讃えます。」","スライマーンはダーウードの後を継ぎ言った。「人びとよ，わたしたちは鳥の言葉を教えられ，また凡てのものを授けられた。これは明らかに（アッラーの）恩恵である。」","スライマーンの命令でかれの軍勢が集められたが，かれらはジンと人間と鳥からなり，（きちんと）部隊に編成された。","やがて蟻の谷に来た時，一匹の蟻が言った。「蟻たちよ，自分の住みかに入れ。スライマーンとその軍勢が，それと知らずにあなたがたを踏み躙らないよう。」","そこでかれ（スライマーン）は，その言葉の可笑しさに顔を綻ばせ，（祈って）言った。「主よ，わたしと両親に与えられたあなたの恩恵に感謝し，あなたの御喜びに与かる善行に励むようわたしを励まし，またあなたの慈悲で，わたしを正しいしもベの中に入らせて下さい。」","またかれは鳥たちを検閲して，言った。「どうしたのですか。ヤツガシラ鳥がいないではないですか。あれも欠席組の中だったのですか。」","「わたしは厳しい刑で，必ずあれを処罰し，あるいは殺すでしょう。明瞭な理由をわたしに持って来ない限りは。」","だが，長く待つまでもなく，それは（罷り出て）言った。「わたしは，あなたの御気付きにならない事を知りました。わたしは確実な情報を，サバアから持って来ました。","わたしは或る婦人が，人びとを治めているのを発見しました。かの女には凡てのものが授けられ，また素晴しい王座がございます。","わたしはかの女とその民が，アッラーを差し置いて太陽を拝んでいるのを見届けました。そして悪魔が，かれらに自分たちの行いを立派だと思い込ませ，正道からかれらを閉め出しているので，正しく導かれておりません。","そこでかれらは，天と地の隠されたことを現わされる，アッラーを拝していません。あなたがたの隠すことも現わすことも知っておられる方を（拝していません）。","アッラー，かれの外に神はありません。かれは壮厳な玉座の主であられます。」〔サジダ〕","（スライマーン）は言った。「わたしはあなたが，真実を語ったのか，または嘘付きの徒なのか，直ぐ分るであろう。","あなたはわたしのこの手紙を持って行って，それをかれらに落としなさい。それから退いて，かれらが何と返事するかを見るがいい。」","かの女（王）は言った。「長老たちよ，本当に尊い手紙がわたしに届けられました。","本当にそれはスライマーンから，慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において（齎されたもの）。","それはこう言っている。わたしに対しあなたがたは高慢であってはなりません。（真の教えに）服従してわたしのもとに来なさい。」","かの女は言った。「長老たちよ，この事に就いてわたしに意見を聞かせて下さい。あなたがたが証言するまでは，わたしは事を決定しないでいよう。」","かれらは言った。「わたしたちは力量もあり，烈々たる武勇も授っています。だが大命はあなたさまの手にあります。どう御命令なさるかよく御考え下さい。」","かの女は言った。「本当に帝王たちが町に入る時は，それを荒廃させ，またその住民の最も身分の高い者を最も卑しくします。かれらはこのように行うのが，常です。","それでわたしは，かれらに贈物を届けましよう。そして使節がどんな（返事を）持ち帰るか見ましょう。」","（使節が）スライマーンを訪れると，かれは言った。「あなたがたは，わたしの富を増やそうとするのですか。だがアッラーがわたしに与えたものは，あなたがたが贈るものよりも優っています。いや，あなたがたは，自分の贈物で（勝手に）喜んでいるだけです。","かれらの許に帰れ，わたしは必ずかれらが立ち向かえない軍勢でもって臨み，かれらの面目を失わせ身分の卑しい者にしてそこから追い出すでしょう。」","（スライマーンは自分の民に）言った。「長老たちよ。あなたがたの中，かれらが服従してわたしの許に来る前に，かの女の王座をわたしに持って来ることが出来るのは誰ですか。」","するとジンの大物が言った。「わたしはそれを，あなたが席から御立ちになる前に，持って参りましょう。本当にわたしは，それに就いては能力があり信頼出来る者です。」","啓典の知識をもつ者は言った。「わたしは一つの瞬きの間に，あなたにそれを持って参りましょう。」（スライマーンは）それがかれの前に置かれたのを見て，言った。「これはわたしの主の御恵み。わたしが感謝するか，または恩知らずかを試みられるためです。本当に感謝する者は，自分のために感謝するも同然。誰が恩知らずであってもわたしの主は，満ち足られる方崇高な方です。」","スライマーンは，「かの女の王座の装いを変えなさい。かの女が導かれているのか，導かれていないのかを試して見よう。」と言った。","そこでかの女が到着すると「あなたの王座は，このようであったのか。」と尋ねた。かの女は言った。「それらしゅうございます。」さてかれは（考えた）。「わたしたちは，かの女より以前に知識を与えられ（アッラーに）服従，帰依しています。","だがかの女がアッラー以外に拝していたものが，かの女を行き詰らせました。本当にかの女は，不信心な民の一人でした。」","（それから）かの女は，宮殿に入るよう告げられた。だがそれを見た時，池だと思い，（裾を上げて）かの女は両脚を現わした。スライマーンは言った。「本当にこれはガラス張りの宮殿です。」かの女は，「主よ，本当にわたしは自ら不義を犯しました。（今）わたしは，スライマーンと共に万有の主に服従，帰依いたします。」と言った。","われは先に，サムードの民にその兄弟のサーリフを遣わした。（かれは）「アッラーに仕えなさい。」（と申し渡した）。ところが見るがいい。かれらは2派に分れて争った。","かれは言った。「わたしの人びとよ，あなたがたは，何故善い事を差し置いて悪事に急ぐのですか。何故あなたがたは，アッラーの御赦しを請わないのですか。必ず御恵みにあずかるのに。」","かれらは言った。「わたしたちがあなたと，あなたの仲間の者に就いて鳥占いすると凶と出ました。」（かれは答えて）言った。「あなたがたの凶兆は，アッラーの御許にあります。いや，あなたがたこそは（アッラーによって）試みられている民です。」","この町には9人の一団がいた。かれらは地上に害悪を流し改心しなかった。","かれらは言った。「かれ（サーリフ）とその家族を夜襲するように，アッラーにかけて誓いあおう。その後かれの保護者に告げましょう。『わたしたちは，かれの家族の殺害を目撃していません。本当であり嘘ではありません。』」","かれらは策謀して企んだが，われも策を巡した。だがかれらは（それに）気付かない。","だから見るがいい。かれらの策謀の後がどんなものであったかを。本当にわれは，かれらとその民を一斉に滅ぼしてしまった。","かくてこれこそ，不義を行ったために廃墟と化したかれらの住居跡である。本当にこの中に知識ある民への一つの印がある。","そしてわれは，信仰して主を畏れる者たちを救った。","（われはまた）ルート（を遣わした），かれがその民にこう言った時を思い起しなさい。「あなたがたは（不義だと）認めていながら，破廉恥な行為をするのですか。","あなたがたは，情欲をもって女たちを差し置いて男のもとに行くのですか。いや，あなたがたは，本当に無知の民です。」","だがかれらの民は，（真面目に）答えず，「この町からルートの家族を追い出しなさい。かれらは本当に純潔振る人びとです。」と言うだけであった。","だがわれは，かれ（ルート）の妻を除いてかれとかれの一家を救い，かの女を後に残すことにした。","そしてわれはかれらの上に，（石の）雨をどっと降らせた。この雨は警告された者にとり災いであった。","言ってやるがいい。「アッラーに讃えあれ。かれが選ばれるしもべたちの上に平安あれ。アッラーが好ましいか，またはかれらが（かれに）配する神々か。","誰が，天と地を創造したのか。また誰があなたがたのために，天から雨を降らせるのか。それでわれは，美しい果樹園をおい茂らせる。そこの樹木を成長させることは，あなたがたには出来ない。アッラーと共に（それが出来る外の）神があろうか。いや，かれらは（正しい道から）外れた民である。","誰が，大地を不動の地となし，そこに川を設け，そこに山々を置いて安定させ，2つの海の間に隔壁を設けたのか。アッラーと共に（それが出来る外の）神があろうか。いや，かれらの多くは知らないのである。","苦難の際に祈る時，誰がそれに答えて災難を除き，あなたがたを地上の後継者とするのか。アッラーと共に（それが出来る外の）神があろうか。だがあなたがたは，少しも留意すること がない。","陸と海の情黒の中で，あなたがたを導くのは誰か，また慈悲の前兆の吉報として，風を送るのは誰か。アッラーと共に（それが出来る外の）神があろうか。アッラーはかれらが（主に）配して崇めているもの（偶像）の上にいと高くおられる。","創造をなし，それからそれを繰り返し，天と地からあなたがたを扶養するのは誰か。アッラーと共に（それが出来る外の）神があろうか。言ってやるがいい。「あなたがたが真実を語っているというのなら，その証拠を出しなさい。」","言ってやるがいい。「幽玄界を知るものは，天地の間でアッラーの外にはないのである。」またかれらは，何時甦らされるか感知出来ない。","いや，かれらの知識は来世に及ばない。いや，それに疑いを抱いている。いや，それに就いてかれらは盲目である。","不信心の者は言う。「わたしたちやわたしたち祖先が，泥になってしまってから，本当に甦らされるのであろうか。","わたしたちもわたしたちの祖先も，以前，このことを約束された。だが本当にこれは，昔の人の物語に過ぎない。」","言ってやるがいい。「地上を旅して，これら罪深い者の最後がどうであったかを見届けよ。」","あなたは，かれらに就いて悲嘆しなくてもよい。またかれらの策謀に心を痛めなくてもよい 。","かれらは言うのである。「あなたがたが真実を言うのなら，この（威嚇の）約束（が来るの）は何時ですか。」","言ってやるがいい。「あなたがたの急いでいることの幾つかは，あなたがたに迫っているかも知れない。」","本当にあなたの主は，人間に対し恩恵を施す御方である。だが，かれらの多くは感謝もしていない。","本当にあなたの主は，かれらが胸に隠すことも現わすことも知っておられる。","天と地の隠されたことは，等しく明瞭に書冊の中に（記されて）ある。","本当にこのクルアーンは，イスラエルの子孫に，かれらが議論しているも大きな問題について語るものである。","本当にそれは，信仰する者たちに対する導きであり慈悲である。","本当にあなたの主は，御自分の叡智をもってかれらの間を裁定されるであろう。かれは，偉力ならびなく全知であられる。","そこであなたは（凡て）アッラーに御任せしなさい。本当にあなたは，明白な真理の（道の）上にいるのである。","本当にあなたは，死者に聞かせることは出来ない。また聞えぬ者に呼び掛けても聞かせることは出来ない。（ことに）かれらが背を向けて引き取る時は。","またあなたは見えない者を，迷いから導くことは出来ない。あなたはただ，わが印を信じる者たちに聞かせられるだけである。そうすればかれらは服従，帰依するであろう。","かれらに対し御言葉が実現される時，われは大地から一獣を現わし，人間たちがわが印を信じなかったことを告げさせよう。","その日われは，それぞれの民族から，わが印を虚偽であるとした一群を集め，隊列に並べよう。","（審判の席）まで，かれらが来た時仰せられよう。「あなたがたは，（自分の）知識では，わが印を理解出来なかったのに，それらを嘘であるとして信じなかったではないか。（そうでなかったら）あなたがたは一体何をしていたのか。」","そして御言葉が，かれらに対し下されると，その自ら行った悪行のためにかれらは（一言も）言えないであろう。","かれらは気が付かないのか。われはかれらの憩いのために夜を設け，またものが見えるように昼を定めたではないか。本当にこの中には，信じる人びとへの印がある。","ラッパの吹かれる日（をかれらに警告しなさい）。アッラーが御好みの者の外は，天にあり地にある凡てのものは恐れ戦き，皆身を低くしてかれ（の御前）に罷り出よう。","あなたは山々を見て堅固であると思うだろう。だがそれは雲が散るように通り過ぎていくのである。それは凡てのものを，完成なされるアッラーの御業である。本当にかれはあなたがたの行うことを熟知なされる。","善事を携えて来る者には，それよりも善いものを与えられ，その日，恐れから安全になろう。","悪事を携えて来る者は，顔から先に火獄に投げ込まれよう。さてもあなたがたは自分の行ったこと以外のことで，報われようか。（そんなことはない。）","わたしは，聖域となされたこの町（マッカ）の主にだけ仕えなさいと命じられた。凡ての有はかれに属する。わたしは，服従，帰依する者の一人であるよう命じられ，","またクルアーンを読誦するよう （命じられた）。それで導きを受ける者は，自分自身のために導かれるのである。そして迷う者には，「わたしは警告者の1人に過ぎない」と言ってやるがいい。","また言ってやるがいい。「アッラーを讃えよ。かれは間もなく数々の印を示される。そしてあなたがたも，それを知ることになろう。主はあなたがたの行うことを，疎かになされない。」"],"n":"An-Naml"},{"i":28,"v":["ター・スィーン・ミーム。","これらは，明白な天啓の書の御印である。","われは信仰する者のために，ムーサーとフィルアウンの物語の1部をありのままあなたに読誦しよう。","本当にフィルアウンは，この国において専横を極め，その民を諸党派に分け，かれらの中の一派を押さえて男児を殺し，女児は生かして置いた。本当にかれは非道であった。","われは，この国で虐げられている者たちに情けを懸度いと思い，かれらを（信仰の）指導者となし，（この国の）後継ぎにしようとした。","そしてこの国にかれらの地歩を確立させて，フィルアウンとハーマーンの軍勢に，かれらが警戒していたことを目の当たりに示そうとした。","そこでわれは，ムーサーの母に啓示して言った。「かれに乳を飲ませなさい。かれの（身の）上に危険を感じた時は，かれを川に投げ込み，恐れたり悲しんではならない。われは必ずかれを あなたに返し，使徒の一人とするであろう。」","フィルアウンの家族は，（他日）かれらの敵になり，悲しみの種となるかれを拾い挙げた。本当にフィルアウンとハーマンそしてその軍勢は，罪深い者たちであった。","フィルアウンの妻は言った。「(これは）わたしとあなたの目の喜びです。かれを殺してはいけません。わたしたちの役に立つこともありましょう。また養子にしてもよい。」かれらは（その行っていることの意味に）気付かなかった。)","ムーサーの母の心は空になった。もしわれが，その心を（信仰で）強くしなかったならば，かの女は危くそのことを，打ち明けてしまうところであった。やっとかの女は，信者の一人として留まった。","そしてかの女は（ムーサーの）姉に，「かれ（の後）を付けなさい。」と言った。それでかの女は，遠くからかれを見守っていたので，かれらは何も気付かなかった。","われは前もってかれ（ムーサー）に乳母（の乳）を禁じて置いた。それでかの女（ムーサーの姉）は言った。「あなたがたに，かれを育てる家族をお知らせしましょうか。かれに懇に付き添う者たちであります。」","こうしてわれは，かれをその母に返してやった。かの女の目は生気を取り戻し悲しみも消え失せた。かの女はアッラーの約束が，真実であることを納得した。だがかれらの多くは（このことが）分らなかった。","かれが成年に達し立派な者になった時，われは英知と知識を授けた。このようにわれは，善行をなす者に報いる。","（ある時）かれは，人が注意していない隙に町に入り，2人の者がそこで相争っているのを見かけた。その1人はかれの一派の者で，外は敵方の者であった。かれの一派の者が，敵方の者に対し，かれに加勢を求めた。そこでムーサーはかれを挙で打って，息の根を正めてしまった。かれは言った。「これは悪魔の仕業である。本当にかれは，人を惑わす公然の敵である。」","かれは（祈って）言った。「主よ，本当にわたしは自ら不義を犯しました。どうかわたしを御赦し下さい。」それで（アッラーは）かれを赦された。本当にかれは覚容にして慈悲深くあられる。","かれは申し上げた。「主よ，あなたはわたしに恩恵を与えて下さいました。だからわたしは，もう決して罪を犯す者たちの味方にはなりません。」","翌朝かれは，町で，あたりを警戒し，恐れを抱きながら町を見回すと，見るがいい。前日かれに援助を求めた者が，かれに助けを請うて叫んだ。ムーサーはかれに言った。「あなたはよくよく間違いをしでかす男だ」。","それでかれが，自分たちの敵である者に暴力を振おうと決心した時，相手は言った。「ムーサーよ，あなたは昨日人を殺したように，わたしをも殺そうとするのですか。あなたは地上において，調和を計ることを望まない暴君になりたいのでしょう。」","その時一人の者が町の一番はずれから走って来て言った。「ムーサーよ。長老たちがあなたを殺そうと相談している。だから（すぐ）立ち去りなさい。わたしはあなたの誠実な忠告者です。」","それでかれは，恐れながら（あたりを）見回し，そこから逃げ出し，（祈って）「不義の民からわたしを御救い下さい。」と言った。","かれは顔をマドヤンの方に向けて，「主は，わたしを平和な正しい道に御導き下さるかもしれません。」と言った。","それからマドヤンの水場に来てみると，かれは一群の人びとが（その家畜に）水をやっているのを見た。また，かれらの片隅に，2人の婦人が（懸命に家畜を水場に近よらせまいとして） 後方に控えているのを見かけた。かれは言った。「お2人はどうかなされたのですか。」2人は言った。「わたしたちはその牧夫たちが帰るまで，水をやることが出来ません。わたしたちの父は，大変年老いています。」","そこでかれは2人のために（家畜の群に）水をやり，それから木陰に退いて（祈って）言った。「主よ，あなたがわたしに御授けになる，何か善いものが欲しいのです。」","人の女の中の1人が，恥ずかしげにかれのところにやって来て言った。「わたしたちのために水をやって下さったので，父があなたを御招きして，御礼したいそうです。」そこでかれ（ムーサー）はかれのところにやって来て，身の上話をした。かれ（父親）は言った。「心配なさるな。あなたは不義の民から逃れたのです。」","人の女の1人が言った。「かれを御雇いなさいませ。あなたのために雇って一番善いのは，強健で誠実（な人物）です。」","かれ（父親）は言った。「あなたが，もし8年間わたしのために働いてくれれば，わたしは2人の娘の中の1人を，あなたに妻せたい。もし10年を費やしたいならば，それもあなたの御自由に任せよう。わたしはあなたに，無理強いするつもりはない。アッラーが御好みなら，わたしが 正しい人間であることが，あなたにも分るでしょう。」","かれ（ムーサー）は言った。「それはわたしとあなたの間（の約束）であります。2つの期限のどちらを満期としても，わたしを責めないで下さい。アッラーが，わたしたちの言ったことの，証人であられます。」","それからムーサーが年期を満了し，家族と一緒に旅している時トール山の傍に，一点の火を認めた。かれは家族に言った。「あなたがたは待っていなさい。わたしは火を認めた。あそこからあなたがたに消息を持って来よう。または火把を持ち返って，あなたがたを暖めよう。」","そこにやってくると，谷間の右側の，祝福された地にある一本の木から声がした。「おおムーサーよ，本当にわれは万有の主，アッラーであるぞ。","さ，あなたの杖を投げなさい。」するとかれはそれが蛇のように動くのを見て，踵を返して逃げ出し，後ろも振り向かなかった。（その時また声がした）。「ムーサーよ，近寄れ。そして恐れるな。本当にあなたは，堅く守護されている者である。","あなたの手を懐に入れなさい。何の触りもないのにそれは白くなろう。恐の念があるならば，腕を（両脇に）締め付け（れば落付くだろう）。これらは，あなたの主からの，フィルアウンとその長老たちに対する2つの証明である。本当にかれらは，主の掟に背く者である。」","かれは申し上げた。「主よ，わたしはかれらの1人を殺しました。それでかれらがわたしを殺すのを恐れます。","しかしわたしの兄のハールーンはわたしよりも雄弁です。それでわたしの言葉が信じられる援助者として，かれをわたしと一諸に遺わして下さい。わたしは，かれらに虚言の徒とされることを恐れます。」","かれは仰せられた。「われはあなたの兄を，あなたの片腕とし，またあなたがた両人に権威を授けよう。そうすればわが印によってかれらはあなたがたに危害を与えられないであろう。あなたがた両人とあなたがたに従う者は，必ず勝利者となる。」","ムーサーがわれの明白な印をもって，かれらの許に来ると，かれらは言った。「これは作り上げた魔術に過ぎません。わたしたちは，昔の祖先の間でも，こんなことは聞きませんでした。」","ムーサーは言った。「わたしの主は，誰がかれの御許から来たのか，また誰が（来世の）住まいを得るか，を熟知される。悪を行う者は決して成功しません。」","フィルアウンは言った。「長老たちよ。わたし以外に，あなたがたに神がある筈がない。そしてハーマーンよ，泥（を焼いた煉瓦）でわたしのために高殿を築け。そしてムーサーの神の許に登って行こう。わたしには，どうもかれは虚言の徒であると思われる。」","かれとかれの軍勢は，地上において正義を無視し，高慢であった。そして自分たちは決してわれに帰されないのだと，考えていた。","それでわれは，かれとかれの軍勢を捕え，海に投げ込んだ。見るがいい。悪を行う者の最後がどんなものであったかを。","われは，かれらを（人びとを）火獄に誘う先導者とした。復活の日には，かれらは助けられることはない。","現世において，われはかれらに呪いを付き纒わせた。復活の日においても，かれらは嫌われるであろう。","本当にわれは，昔の幾世代を滅ぼした後，人びとの開眼のために，また導きと慈悲のために，ムーサーに啓典を授けた。必ずかれらは訓戒を受け入れるであろう。","われがムーサーに命令を下した時，あなたは（シナイ山の）西側におらず，また（その）証人でもなかった。","だが，われは（その後）幾世代を過ごさせ，かれらの生命を永らえさせた。あなたはまた，マドヤンの民の間に住んで，かれらにわれの印の読誦もしたわけではなかった。だがわれは（啓示を授け）使徒たちを遣わしたのである。","またわれが（ムーサーに）呼び掛けた時，あなたはシナイ（山）の傍らにいたわけではなかった。だがあなたの主からの慈悲として（クルアーンが授けられ），あなた以前に1人の警告者ももたなかった（マッカの）民に警告するため（あなたは遣わされたの）である。必ずかれらは ，訓戒を受け入れるであろう。","もしそうしなかったならば，かれらの手が先になした（行いの）ため，かれらには災厄が襲いかかるであろう。その時になって，かれらは言うであろう。「主よ，何故あなたは，使徒をわたしたちに御遣わしにならなかったのか。わたしたちはあなたの印に従い，信心深い者になったものを。」","だが（今）わが手許から，真理がかれらに届けられると，言う。「ムーサーに与えられたものと同じようなものが，どうしてかれに与えられないのであろうか。」かれらは以前にも，ムーサーに与えられたものを信じなかったではないか。かれらは，「2つとも魔術である。互いに助けあうものである。」と言った。「わたしたちは（どちらも）信じない。」と言ったりした。","言ってやるがいい。「それなら，この2つよりも優れた導きとなる啓典を，アッラーの御許から持って来い。あなたがたが真実なら，わたしはそれに従おう。」","それでかれらがもしあなたがたに答えられないなら，かれらは只，自分の（低い）欲望に従っているに過ぎないことを知れ。アッラーからの導きがなく，自分の欲望に従う者以上に道に迷 う者があろうか。本当にアッラーは悪を行う民を御導きになられない。","今われはかれら（マッカの民）にも言葉を届けた。必ずかれらは訓戒を受け入れるであろう 。","われがこれ以前に啓典を授けた者たちはよく信仰している。","それがかれらに読誦されると，かれらは言う。「本当にこれは主から下された真理です。わたしたちはこれを信じます。わたしたちはこの（下る）以前からムスリムであったのです。」","これらの者は2倍の報奨を与えられよう。かれらは（よく）耐え忍び，善をもって悪を退け，われが与えたものを施すために。","また，つまらない談話を耳にする時かれらは身を引いて言う。「わたしたちには，わたしたちの行いがあり，あなたがたにはあなたがたの行いがある。あなたがたの上に平安あれ。わたしたちは真理を拒む者を相手にしない。","本当にあなたは，自分の好む者（の凡て）を導くことは出来ない。だがアッラーは御心のままに導き下される。かれは導かれた者を熟知なされる。","かれらは言う。「わたしたちが，もしあなたと一緒になって導きに従うならば，わたしたちはこの土地から追われることになろう。」われは，かれらのために安全な聖域を設け，われからの糧として凡ての果実をそこに集めたではないか。だがかれらの多くはそれが分らない。","われは如何に多くの（安楽で裕福な）生活に有頂天になった町を，滅ぼしたことであろうか。それ以来，かれらの居所には，（至極）僅かな人びとを除き住む者もない。（結局）われが，それらの相続者である。","だがあなたの主はその（国の）首都に使徒を遣わし，かれらにわが印を読誦してからでなければ1つの町をも滅ぼしたことがなかった。またその民が悪を行わない限り，町や村を滅ぼさなかった。","あなたがたに与えられたものは，現世の生活のための便益と，その飾りに過ぎない。だがアッラーの御許にあるものこそ，善で永遠に残るものである。あなたがたは悟らないのか。","われが良い約束を約し，それが果される者と，現世の生活の快楽を享受し，それから復活の日に（懲罰のために）連れ出されるような者と，同じであろうか。","その日（主は）かれらに呼びかけて，仰せられる。「あなたがたが言い張っていた，わが仲間たち（の神々）は何処にいるのか。」","判決が言い渡される者たち（不信心者）は言う。「主よ，これらは，わたしたちが迷わせた者（外の不信心者）です。かれらを迷わせましたが自分たちも迷っていたのです。だがわたしたちは，あなたに対して潔白です。かれらが拝したのは，決してわたしたちではありません。」","すると言われよう。「あなたがたの仲間に祈るがよい。」それでかれらはそれらに祈るのだが，それらは答えない。かれらは懲罰を見るであろう。もしかれらが導かれていたならば（よかったものを）。","その日，かれはかれらに呼び掛けて仰せられる。「あなたがたは，使徒に何と答えたのか。」","その日，（凡ての）消息はかれらに分らなくなり互いに尋ねあうことも出来ない。","だが悔悟して信仰し，善行に勤しんだ者は，成功者の中に入ることになろう。","あなたの主は，御望みのものを創られまた選ばれる。（だが）かれらは選ぶことは出来ないのである。アッラーに讃えあれ。かれは，かれらが（主に）配するもの（偶像神たち）の上に高くおられる。","またあなたの主は，かれらの胸に隠すことも，現わすことをも知っておられる。","かれこそはアッラー，かれの外に神はない。現世と来世における讃美はかれにこそ属し，かれに（現世と来世における）命令は属し，またかれにあなたがたは帰されるのである。","言ってやるがいい。「あなたがたは考えられるのか。アッラーが復活の日まで夜を続けられたとすれば，あなたがたに光を与えられるものは，アッラーの外にどんな神があるのか。あなたがたは，なお聞かないのか。」","言ってやるがいい。「あなたがたは考えられるのか。アッラーが復活の日まで昼を続けられたとすれば，休息する夜をあなたがたに与えられるものは，アッラーの外にどんな神があるのか。あなたがたはなお分らないのか。」","かれは慈悲のこころから，夜と昼をあなたがたのために定められ，それであなたがたは休み，またかれの恩典を求めることが出来る。必ずあなたがたは感謝するであろう。","その日，かれはかれらに呼び掛けて仰せられよう。「あなたがたが言い張っていた。かれの同輩（の神々）は何処にいるのか。」","われは凡ての民からそれぞれ証人を挙げて言う。「あなたがたの証拠を持ち出せ。」その時かれらは，真理はアッラー（御一人）のものであることを知り，またかれらが捏造していたものたちは消え去るであろう。","さてカールーンは，ムーサーの民の一人であったが，かれらに対し横柄な態度をとるようになった。われは（夥しい）財宝をかれに与えたが，その（宝庫の）鍵は，数人の力の強い男たちにとっても重かった。皆の者は，かれに言った。「有頂天になってはなりません。本当にアッラーは思い上がっている者を御好みになられません。","アッラーがあなたに与えられたもので，来世の住まいを請い求め，この世におけるあなたの（務むべき）部分を忘れてはなりません。そしてアッラーがあなたに善いものを与えられているように，あなたも善行をなし，地上において悪事に励んではなりません。本当にアッラーは悪事を行う者を御好みになりません。」","かれは言った。「これを授かったのも，わたしが持っている知識（能力）のためである。」アッラーがかれ以前に，いく世代を滅ぼしたかを，知らなかったのか。かれらは力の点でかれよりも強く，蓄えも巨額であった。凡そ罪を犯した者は，その罪に就いて（直ぐには）尋ねられな いのである。","そこでかれ（カールーン）は，煌びやかに身を飾って人びとの中に出て行った。現世の生活を冀っている者たちは言った。「ああ，わたしたちもカールーンに与えられたようなものが戴けたならばなあ。本当にかれは，素晴しい幸運の持主です。」","だが（真の）知識を授けられていた者たちは言った。「情けないことを言うな。信仰して善い行いに励む者にとっては，アッラーの報奨こそ最も優れています。だがよく耐え忍ぶ者だけが，それを戴くだろう。」","それからわれは，かれとその屋敷を地の中に埋めてしまった。かれには，アッラーの外に助け手もなく，また自分を守ることも出来なかった。","前日（まで）かれの立場を羨んでいた者たちは，言い始めた。「ああ，本当にアッラーは，御望みのしもべたちに，多くも，また少くも，恵まれる（ことが分った）。アッラーの深い御恵みがなかったならば，わたしたちもきっと（地の中に）埋まっていたであろう。ああ，不信心の者たちは，決して成功しないことが分りました。」","来世の住まいとはこのようなもの。われは地上において威張りたがったり，悪を行わない者にこれを授ける。善果は，主を畏れる者にある。","善行をなす者には，それに優るものを与え，悪行をなす者には，かれらの悪行に応じて報いる。","本当に，クルアーンをあなたに授けられるかれは，必ずあなたを帰る所（マッカ）に帰されるであろう。言ってやるがいい。「わたしの主は，導きを齎す者が誰か，また明らかに迷っている者が誰であるかを，最もよく知っておられる。」","啓典があなたに届けられることは，あなたの予期しなかったところで，偏にあなたの主からの慈悲である。だから決して不信心者を支持してはならない。","アッラーの印があなた（ムハンマド）に下された後，かれら（背信者）があなたをそれ（アッラーの印）から遠ざけるようなことがあってはならない。（人びとを）あなたの主に招け。決して多神教徒の仲間になってはならない。","またアッラーと一緒に，外のどんな神にも祈ってはならない。かれの外には，神はないのである。かれの御顔の外凡てのものは消滅する。裁決はかれに属し，あなたがたは（凡て）かれの御許に帰されるのである。"],"n":"Al-Qasas"},{"i":29,"v":["アリフ・ラーム・ミーム。","人びとは，「わたしたちは信じます。」と言いさえすれば，試みられることはなく，放って置かれると考えるのか。","本当にわれは，かれら以前の者も試みている。アッラーは，誠実な者を必ず知り，また虚言の徒をも必ず知っておられる。","悪を行う者は，われを出し抜くことが出来ると考えているのか。かれらの判断こそ，災いのもとである。","アッラーに会うことを切望する者よ，アッラーの（定められる）期限は確かに来る。かれは全聴にして全知であられる。","信仰のために奮闘努力する者は，自分自身のために奮闘努力しているのである。アッラーは，すべてのものに，何一つ求めない。","われは信仰して，善行に勤しむ者には，いろいろの罪を取り消し，その行った最善のことに，必ず報いるであろう。","われは人間に，両親に対して親切にするよう命じた。だがもしかれら（両親）が，あなたに対し何だか分らないものをわれに配するように強いるならば，かれらに従ってはならない。あなたがたは（皆）われの許に帰る。その時われは，あなたがたの行ったことを告げるであろう。","われは信仰して，善行に勤しむ者を，必ず正義の人びとの中に入らせるであろう。","人びとの中には，「わたしたちは，アッラーを信仰します。」と言うが，一度アッラー（の道のため）に苦難に会うと，人間の迫害をまるでアッラーの懲罰であるかのように考える者がある。またもしあなたの主からの助け（と勝利）が齎されると，かれらは必ず，「本当にわたしたちは，あなたがたと一緒でした。」などと言う。万人の胸の中に抱くことをもよく知る御方は，アッラーではないか。","アッラーは，信仰する者たちも，偽信者たちをも必ず知っておられる。","不信心の者は，信仰する者に向かって，「わたしたちの道に従いなさい。わたしたちがあなたがたの罪を必ず負ってやりましょう。」と言う。だがかれらは，少しもあなたがたの罪を，負いはしない。本当にかれらは虚言の徒である。","だがかれらは自分の重荷を負い，そのうえ（外の）重荷をも負うであろう。復活の日には，かれらの虚構していたことに就いて必ず問いただされるであろう。","且つてわれはヌーフを，その民に遣わした。かれはその間に留まること，千年に欠ける50年。人びとは悪を行っている間に，洪水に襲われた。","その時われは，かれと方舟の仲間とを救い，それを万有のための訓戒とした。","そしてイブラーヒームがその民にこう言った時を思え。「アッラーに仕え，かれを畏れなさい。それがあなたがたのためにも良い。もしあなたがたが理解するならば。","あなたがたは，アッラーを差し置いて偶像を拝し，虚偽を捏造しているに過ぎない。あなたがたがアッラーを差し置いて拝するものたちは，あなたがたに御恵みを与える力はない。だから，アッラーから糧を求め，かれに仕え，感謝しなさい。あなたがたはかれの御許に帰されるのである。","あなたがたが嘘付き呼ばわりしても（よい）。だがあなたがた以前の諸民族も嘘付き呼ばわりしたものである。使徒は，只公明に伝えるだけである。」","かれらはアッラーが，如何に創造をなされ，それからそれを繰り返されるかを知らないのか。それはアッラーには，本当に容易なことである。","言ってやるがいい。「地上を旅して観察せよ。かれが如何に，初の創造をなされたかを。やがてアッラーは，最後の（甦りの）創造をなされる。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。」","かれは御望みの者を罰し，御望みの者に慈悲を垂れられる。あなたがたはかれの御許に返されるのである。","あなたがたは天においても地にあっても，かれ（の計画）を，頓挫させることは出来ない。またアッラーの外に，あなたの守護者も援助者もないのである。","アッラーの印を信じないでまた，かれとの会見を信じない者にはわれの慈悲に与かる望みはなく，痛ましい懲罰があるだけである。","かれ（イブラーヒーム）の民の返答は，只「かれを殺しなさい。焼いてしまいなさい。」と言うだけであった。だがアッラーは，火からかれを御救いなされた。本当にこの中には，信仰する人びとへの印がある。","またかれは言った。「あなたがたは，現世の生活において，お互いの慈しみとしてアッラーを差し置いて偶像を崇めている。だが復活の日には，あなたがたは互いに（関係を）否認し合い，互いに呪い合うであろう。住まいといえば火獄であり，あなたがたには，どんな救助者もないのである。」","ルートはかれ（イブラーヒーム）を信じた。かれは言った。「わたしは主（の御許）に移り住もう。本当にかれは偉力ならびなく英明であられる。」","またわれは，かれにイスハークとヤアコーブ（のような子孫）を授け，その子孫の間に，預言の天分と啓典を授け，現世の報奨をも与えた。来世においてもかれは必ず正義の徒の仲間になろう。","またルート（を遣わし），かれの民に，こう言った時を思え。「あなたがたは醜行をしている。あなたがた以前に，どんな世代でもしなかったことを。","本当にあなたがたは，男性に近付き，また公道で強盗を働く。またあなたがたの集りで，忌まわしい事をしている。」だがかれの民は（答えて），只「あなたが真実を言うのなら，わたしたちにアッラーの懲罰を齎してみなさい。」と言うだけである。","かれは（祈って）言った。「主よ，不義を行う民からわたしを御助け下さい。」","わが使徒（天使）たちが，吉報を持ってイブラーヒームの許に来た時，かれらは言った。「わたしたちは，この町の人びとを滅ぼそうとするところである。本当にここの住民は，悪を行う者たちばかりである。」","かれ（イブラーヒーム）は言った。「だがルートがそこにいる。」かれらは言った。「わたしたちは，誰がそこにいるかを熟知している。落伍者であるかれ（ルート）の妻の外は，かれもその家族をも必ず救うであろう。」","わが使徒たち（天使）がルートのところに来た時，かれは自分の無力さを感じ，人びとのため悲しんだ。かれら（天使）は言った。「心配してはなりません。悲しんではなりません。本当にわたしたちは，あなたの妻の外は，あなたとあなたの家族をも救います。かの女は落伍者です 。","わたしたちは，この町の人びとが邪悪無法なため，かれらに天から懲罰を下そうとするところです。」","本当にわれはそれによって，理解ある民への明白な印を残したのである。","またわれは，マドヤン（の民）にその同胞のシュアイブを遺わした。かれは言った。「わたしの人びとよ，アッラーに仕え，最後の日を待ち望みなさい。悪を行って，地上を退廃させてはならない。」","だがかれらはかれを嘘付き呼ばわりした。それで大地震がかれらを襲い，翌朝かれらは家の中に平伏していた。","またアードとサムードに就いては，（廃墟と化した）かれらの住まいによって，既にあなたがたに明瞭である。悪魔はかれらに，自分の所行を立派であると思わせ，立派な見識を与えられていたのに，正道から離反させる結末となった。","またカールーンとフィルアウンとハーマーンのこと であるが，ムーサーが明証をかれに齎したが，それでもかれらは，地上において高慢であった。だがかれらは（われを）凌ぐことは出来なかった。","それでわれは，かれらをそれぞれの罪に照らして懲じめた。ある者には砂石の暴風を送り， またある者には一声（懲罰）で襲いかかり，またある者は大地に沈め，またある者を溺れさせた。これはアッラーがかれらを損なったのではない。かれらが，自分を損なったのである。","アッラーを差し置いて外の主人を取る者を譬えれば，（自分で自分の）家を造る蜘蛛のようなものである。本当に家の中でも最も弱いのは，蜘蛛の家である。かれらに分っていたならば，よかったのに。","本当にアッラーは，かれを差し置いてかれらが祈る，凡てのことを知っておられる。かれは偉力ならびなく英明であられる。","これらは，われが人間のために提示する譬えである。だが知識ある者の外は，これを理解しない。","アッラーは諸天と大地を真理によって創造なされた。本当にその中には信仰する者への印がある。","あなたに啓示された啓典を読誦し，礼拝の務めを守れ。本当に礼拝は，（人を）醜行と悪事から遠ざける。なお最も大事なことは，アッラーを唱念〔ズィクル〕することである。アッラーはあなたがたの行うことを知っておられる。","また啓典の民と議論する際には，立派な （態度で）臨め。かれらの中不義を行う者にたいしては別である。それで言ってやるがいい。「わたしたちは，自分たちに下されたものを信じ，あなたがたに下されたものを信じる。わたしたちの神（アッラー）とあなたがたの神（アッラー） は同じである。わたしたちはかれに服従，帰依するのである。」","われはこのように，あなたに啓典を下したのである。それで，啓典を与えられている者は，この（クルアーン）を信じる。またこれら（マッカの人びと）の中にも，それを信じる者がある。わが印を否定するのは不信心者だけである。","あなたはそれ（が下る）以前は，どんな啓典も読まなかった。またあなたの右手でそれを書き写しもしなかった。そうであったから，虚偽に従う者は疑いを抱いたであろう。","いやこれこそは，知識を与えられた者の胸の中にある明瞭な印である。不義の徒の外は，わが印を否定しない。","だがかれらは，「何故主から印が，かれに下されないのか。」と言う。言ってやるがいい。「本当に凡ての印は，アッラーの御許にある。わたしは公明な警告者に過ぎないのである。」","われがあなたに啓典を下し，あなたはかれらに読誦する。かれらにはそれで十分ではないか。本当にその中には，信仰する者への慈悲と訓戒がある。","言ってやるがいい。「アッラーは，わたしとあなたがたとの間の，立証者として万全であられる。かれは天と地にあるものを知っておられる。だから虚偽を信じてアッラーに背く者は失敗する者であろう。」","かれらは懲罰を急ぐよう，あなたに求める。もし定められた期限がなかったならば，懲罰は必ずかれらに来るであろう。かれらが気付かない中に，突然必ず襲うであろう。","かれらは懲罰を急ぐよう，あなたに求める。だが地獄は不信心者たちを取り囲んでいる。","懲罰は，かれらの上からまた足元からかれらを襲う。その日（声があって）言われよう。「あなたの行ったことを味わえ。」","信仰するわれのしもべよ，本当にわが大地は，広いのである。だからわれだけに仕えなさい。","各人は死を味わわなければならない。それからあなたがたはわれの許に帰されるのである。","だが信仰して，正しい行いに勤しむ者は，われは必ず下に川が流れている楽園の高殿に，落ち着かせよう。（永遠に）そこに住まわせる。（善）行を行う者への報奨は，何と有り難いこと よ。","これはよく耐え忍び，自分の主を信頼している者（への報奨である）。","自分の糧を確保出来ないものが如何に多いことであろうか。アッラー（こそ）はそれらとあなたがたを養われる。かれは全聴にして全知であられる。","もしあなたがかれらに，「誰が天と地を創造し，太陽と月を服従させるか。」と問うならば，かれらは必ず「アッラー。」と言うであろう。それならどうしてかれらは迷い去るのか。","アッラーは，御自分のしもべの中，御好みの者には糧を豊かに与え，また（そう望まれる）者には切り詰められる。本当にアッラーは，凡てのことを熟知なされる。","もしあなたが，かれらに「誰が天から雨を降らせ，それで，死んでいる大地を甦らせるのか。」と，問うならば，かれらはきっと「アッラー。」と言うであろう。言え，「アッラーを讃えます」。だがかれらの多くは理解しない。","現世の生活は，遊びや戯れに過ぎない。だが来世こそは，真実の生活である。もしかれらに分っていたならば。","かれらは船に乗っていると，アッラーに信心の誠を尽くして祈る。だがかれが，陸に無事に送って下さると，たちまちかれらは偶像を拝みだし，","われがかれらに授けたものを，有り難く思わず，享楽に耽る。だがかれらは，今に分るであろう。","かれらは，われが安全な聖域を定めたのに気付かないのか。まわりでは人びとが略奪に晒されているというのに。それでもかれらは虚構を信じ，アッラーの恩恵に背を向けるのか。","アッラーに対し虚偽を捏造し，真理が齎されたのに，それを虚偽であるとする者よりも，酷い不義者があろうか。地獄の中には，不信心者たちの住みかがないとでも思うのか。","だがわれ（の道）のために奮闘努力〔ジハード〕する者は，必ずわが道に導くであろう。本当にアッラーは善い行いの者と共におられる。"],"n":"Al-Ankaboot"},{"i":30,"v":["アリフ・ラーム・ミーム。","ビザンチンの民は打ち負かされた。","近接する地において（打ち負かされた）。だがかれらは，（この）敗北の後直ぐに勝つであろう。","数年の中に（勝利を得よう）。前の場合も後の場合も，凡てはアッラーに属する。その日，ムスリムたちは喜ぶであろう。","アッラーの勝利を（喜ぶであろう）。かれは御望みの者を助けられる。かれは偉力ならびなく慈悲深き御方であられる。","（これは）アッラーの約束である。アッラーはその約束を違えられない。だが人びとの多くは理解しない。","かれらの知るのは，現世の生活の表面だけである。かれらは（事物の）結末に就いては注意しない。","かれらは反省しないのか。アッラーが天と地，そしてその間にある凡てのものを創造なされたのは，唯真理のため，また定めの時のためであることを。だが人びとの多くは，主との会見を否認する。","かれら（マッカの多神教徒）は，地上を旅してかれら以前の者の最後が如何であったかを，観察しないのか。かれら（昔の人）は，かれらよりも力において優れ，地を掘り起こし（て耕作し ），またかれらよりも栄えていた。そして使徒たちは明証を持ってかれらのところに来た。アッ ラーがかれらを損ったのではない。かれらが自ら自分を損ったのである。","所詮悪行の徒の最後は悪い。それはかれらがアッラーの印を虚偽であるとし，それを愚弄していたためである。","アッラーはまず創造を始め，それからそれを繰り返し，それからあなたがたをかれに帰される。","（審判の） 時が到来する日，罪のある者は絶望するであろう。","そしてかれらが（われに）配した（神々の）中には，かれらのために執り成す者もなく，またかれらも，これらの配したものたちを否認する。","（審判の）時が到来するその日には，（凡ての人は）ちりぢりにされるであろう。","その時，善行に勤しんだ者は，緑の野辺で，幸せにされよう。","信仰を拒否しわが印と来世での（主との）会見を虚偽であるとした者は，懲罰に付せられよう。","それで，夕暮にまた暁に，アッラーを讃えなさい。","天においても地にあっても，栄光はかれに属する。午后遅くに，また日の傾き初めに（アッラーを讃えなさい）。","かれは，死から生を齎し，また生から死を齎され，また枯れ果てた大地を甦らせる。これと同じようにあなたがたも引き出される。","かれが，泥からあなたを創られたのは，かれの印の一つである。見るがいい。やがてあなたがた人間は（繁殖して地上に）散らばった。","またかれがあなたがた自身から，あなたがたのために配偶を創られたのは，かれの印の一つである。あなたがたはかの女らによって安らぎを得るよう（取り計らわれ），あなたがたの間に愛と情けの念を植え付けられる。本当にその中には，考え深い者への印がある。","またかれが，諸天と大地を創造なされ，あなたがたの言語と，肌色を様々異なったものとされているのは，かれの印の一つである。本当にその中には，知識ある者への印がある。","またかれが，あなたがたを夜も昼も眠れるようにし，またかれに恩恵を求めることが出来るのも，かれの印の一つである。本当にその中には，聞く者への印がある。","またかれが，恐れと希望の稲光をあなたがたに示しなされ，天から雨を降らせて，死んだ後の大地を甦らせられるのは，かれの印の一つである。本当にその中には，思慮ある者への印がある。","またかれが，御意志によって，天と地を打ち建てられたのは，かれの印の一つである。そこで，（一声）あなたがたに呼び掛けられると，見るがいい。たちまち大地からあなたがたは（引き）出される。","天と地にある凡てのものは，かれに属する。万有は，真心込めてかれに服従する。","かれこそは先ず創造を始め，それからそれを繰り返される御方。それは，かれにおいてはとてもた易いことである。天と地における，（考え得られる）最高の姿は，かれに属する。かれは偉力ならびなく英明であられる。","かれは，あなたがた自身（の経験）から，一つの譬えを提示なされる。あなたがたは，自分の右手の所有する者たち（奴隷）を，われがあなたがたに与えたものを同等に分配する仲間にするだろうか。あなたがたが互いに気付かうように，かれら（奴隷たち）に気兼ねするだろうか。 （そうではあるまい）。このようにわれは，思慮ある者に印を説き明かす。","いや，不義を行う者は知識もなく私利私欲に従う。アッラーが迷うに任せられた者を，誰が導けようか。かれらには救助者はないであろう。","それであなたはあなたの顔を純正な教えに，確り向けなさい。アッラーが人間に定められた天性に基いて。アッラーの創造に，変更がある筈はない。それは正しい教えである。だが人びと の多くは分らない。","悔悟してかれに返り，かれを畏れなさい。礼拝の務めを守り，偶像信者の仲間になってはならない。","それは宗教を分裂させて，分派を作り，それぞれ自分の持っているものに喜び，満足している者。","災厄が人びとを悩ます時かれらは悔悟して主に祈る。だがかれが，慈悲をかれらに味わせると，たちまち一部の者は主に（外の神々を）配し，","われが与えたものを有り難く思わないようになる。（僅かの年月を）享楽するがいい。だがやがて分るであろう。","われに配しているものを支持する権威を，われがかれらに下したとでもいうのか。","われが人間に慈悲を味わせると，かれらはそれに狂喜する。だが自分の行いのために災厄が下ると，たちまち，かれらは絶望する。","かれらは見ないのか，アッラーが御望みの者に，糧を増し，また減らしなされるのを。本当にその中には，信仰する者への印がある。","それで近親の者に，しかるべきものを与えよ。また貧者と旅人にも。それは，アッラーの慈顔を求める者たちにとり，最も善いことである。これらは，栄える者たちである。","あなたがたが利殖のために，高利で人に貸し与えても，アッラーの許では，何も増えない。だがアッラーの慈顔を求めて喜捨する者には報償が増加される。","アッラーこそは，あなたがたを創り，扶養され，次いで死なせ，更に甦らせられる方である。あなたがたが（捏造しかれに）配したものの中，これらのことの一つでも出来るものがあるか。かれに讃えあれ。かれはかれらが配するものの上に高くおられる。","人間の手が稼いだことのために，陸に海に荒廃がもう現われている。これは（アッラーが），かれらの行ったことの一部を味わわせかれらを（悪から）戻らせるためである。","言ってやるがいい。「地上を旅して，（あなたがた）以前の者たちの最後が，どうであったかを観察しなさい。かれらの多くは多神教徒であった。」","それでアッラーから避け得ない日が来る前に，あなたの顔を正しい教えにしっかり向けなさい。その日かれらは（2群に）分けられよう。","不信心の者は，その不信心のために責めを負う。また正しい行いの者は，自分自身のため（天国に）褥を用意するようなもの。","信仰して善行に勤しむ者には，かれは恩恵により報われる。本当にかれは，不信心者を御好みになられない。","吉報の前触れとして風を送るのは，かれの印の一つである。あなたがたにかれの慈悲（降雨と肥次）を味わわせるためであり，またかれの御意志により舟を滑るように進ませ，またあなたがたは，かれの恩恵（海上貿易による利益）を求めるためである。あなたがたは必ず感謝するであろう。","本当にわれはあなた以前にも，使徒たちを（それぞれの）民族に遣わし，かれら（使徒）は，かれらに明証を齎した。そしてわれは，罪を犯した者に報復した。だが信仰する者を助けるのは，われの務めである。","アッラーこそは，風を送りそれで雲を起こされる御方であられる。それから御心のままに天にそれを広げ，粉微塵にそれを打ち砕かれる。するとあなたは，その間から出て来る雨滴を見る。かれは，そのしもベの中，御心に適う者にそれを降らせられる。見るがいい。かれらの喜ぶ様子を。","かれらに（雨を）降らせる前，失望にうちひしがれていたのだが。","さあアッラーの慈悲の跡をよくみるがいい。かれが如何に，死んだあとの大地を甦らされるかを。このようにかれは，死んだ者を甦らせる。かれは凡てのことに全能であられる。","だが，われが風を送っても，（作物が）黄ばむのを見ると，その後かれらは，必ず不信心になる。","あなたは，死者にものを聞かせることは出来ない。また，背を向けて逃げ去る聞こえない者に，呼び掛けても聞かせることは出来ない。","またあなたは，（ものごとの）分らない盲目を，迷いから導くことも出来ない。あなたは，只われの印を信じて服従，帰依する者だけに，聞かせることが出来るのである。","アッラーは，あなたがたを弱い者に創られ，それから弱い者を後で，強壮にされ，強壮な者を弱い白髪になされる。かれは御自分の望みのままに創られる。かれは全知にして全能であられる。","（精算の）時が，到来するその日，罪深い者たちは，わたしたちは一時しか（墓に）留まらなかったと誓うであろう。このように，かれらは欺かれていた。","だが知識と信仰を授かった者たちは，言うであろう。「あなたがたはアッラーの定めに基いて，復活の日まで確かに滞在しました。これが復活の日です。だがあなたがたは気付かなかったのです。」","だがその日になってからでは，悪を行った者の弁解も益がなく，またかれらは（悔悟して御恵みを請う）ことも出来ないであろう。","本当にわれは人びとのため，このクルアーンの中に種々の譬えを提示した。だがあなたが，仮令どの一節を持ち出しても，信じない者は必ず，「あなたがたは虚偽に従う者に過ぎません。」と言うであろう。","このようにアッラーは，理解しない者の心を封じられる。","だから耐え忍ベ。本当にアッラーの約束は真実である。確りした信心のない者たちのせいで，あなたまでが動揺してはならない。"],"n":"Ar-Room"},{"i":31,"v":["アリフ・ラーム・ミーム。","これは英知の啓典の微節（印）であり，","善行に勤しむ者への導きであり，また慈悲である。","礼拝の務めを守り，定めの喜捨をなし，また，来世を堅く信じる者たちへの（導きであり慈悲 ）である。","これらの者は主の御導きの許にあり，かれらこそは成功する者である。","だが人びとの中には，無益の話を買い込んで，知識もないくせに（人びとを）アッラーの道から背かせ，（正しい道に）嘲笑を浴びせる者がある。これらの者には，恥ずべき懲罰が下るであろう。","われの印がこのような者に向かって読誦されると，かれらはそれを聞こえないかのように，まるで聾唖者であるかのように，高慢に背を向けて去る。そのような者には，痛ましい懲罰（に就いての消息）を告げなさい。","信仰して善行に勤しむ者には喜びの楽園があり，","永遠にその中に住むであろう。アッラーの御約束は真実である。かれは偉力ならびなく英明であられる。","かれは，あなたがたに見える柱もなしに諸天を創り，また地上には確りと山々を据えてあなたがたと共にぐらつかないようになされる。種々雑多な動物をそれに捲き散らされる。またわれは，天から雨を降らせ，いろいろな見事なものをそこに雌雄で生育させた。","これがアッラーの創造である。アッラー以外のものが，創造したものがあればわれに示せ。いや，性悪者たちは，明らかに迷いの中にいる。","われは（以前に）ルクマーンに，アッラーに感謝するよう英知を授けた。誰でも感謝する者は，自分の魂のために感謝するのである。だが恩を忘れる者がいたところで，本当にアッラーには，何の問題もない。かれは讃美される方である。","さてルクマーンが，自分の息子を戒めてこう言った時を思い起しなさい。「息子よ，アッラーに（外の神を）同等に配してはならない。それを配するのは，大変な不義である。」","われは，両親への態度を人間に指示した。人間の母親は，苦労に窶れてその（子）を胎内で養い，更に離乳まで2年かかる。「われとあなたの父母に感謝しなさい。われに（最後の）帰り所はあるのである。","だがもし，あなたの知らないものを，われに（同等に）配することを，かれら（両親）があなたに強いても，かれらに従ってはならない。だが現世では懇切にかれらに仕え，悔悟してわれの許に帰る者に従え。やがてあなたがたはわれに帰り，われはあなたがたの行ったことを告げ知らせるのである。」","（ルクマーンは言った。）「息子よ，仮令芥子粒程の重さでも，それが岩の中，または天の上，または地の下に（潜んで）いても，アッラーはそれを探し出される。本当にアッラーは深奥の神秘を知っておられ，（それらに）通暁なされる方であられる。」","「息子よ，礼拝の務めを守り，善を（人に）勧め悪を禁じ，あなたに降りかかることを耐え忍ベ。本当にそれはアッラーが人に定められたこと。","他人に対して（高慢に）あなたの頬を背けてはならない。また横柄に地上を歩いてはならない。本当にアッラーは，自惚れの強い威張り屋を御好みになられない。","歩き振を穏やかにし，声を低くしなさい。本当に声の最も厭わしいのは，ロバの声である。」","あなたがたは思い起さないのか。アッラーは天にあり地にある凡てのものを，あなたがたの用のために供させ，また外面と内面の恩恵を果されたではないか。だが人びとの中には，知識も導きもなく，また光明の啓典もなく，アッラーに就いて論議する者がある。","かれらに対し，「アッラーが下される啓示に従え。」と言うと，かれらは，「いや，わたしたちは，祖先たちの奉じたものに従う。」と言う。仮令悪魔が，かれらを炎の懲罰に招いてもよいのか。","誰でも善行に励み，真心を尽くしてアッラーに傾倒する者は，堅固な取っ手を確り握った者である。凡ての事の終末はアッラーに（帰着するので）ある。","誰が信仰しなくても，その不信心に悩まされてはならない。かれらはわれの許に帰る。その時われは，その行ったことをかれらに告げ知らせるであろう。本当にアッラーは（人間が）胸に抱くことを熟知なされる。","われはしばらくかれらに楽しませ，それから手荒い懲罰に駆り立てるであろう。","あなたがもしかれらに，「天地を創造されたのは誰か。」と問えば，かれらはきっと「アッラー。」と言うであろう。言ってやるがいい。「アッラーを讃えます。」だがかれらの多くは理解しないのである。","天と地の凡てのものは，アッラーに属する。本当にアッラーは満ち足られる方，讃美されるべき方であられる。","仮令え地上の凡ての木がペンであって，また海（が墨で），その外に7つの海をそれに差し添えても，アッラーの御言葉は（書き）尽くすことは出来ない。本当にアッラーは，偉力ならびなく英明であられる。","あなたがた（無数）の創造もまた復活も，まるで一個の魂を扱うようなものに過ぎない。本当にアッラーは全聴にして全視であられる。","あなたは見ないのか，アッラーが夜を昼に入り込ませ，また昼を夜の中に入り込ませ，更に太陽と月を従わせてそれぞれ定められた期間にその（軌道）を運行なされるのを。本当にアッラーはあなたがたの行うことを熟知なされる。","それはアッラーこそが真理であられるためである。かれを差し置いて，あなたがたの祈るのは虚偽のものである。本当にアッラーこそは，至高にして至大であられる。","あなたは船が，アッラーの恵みで，大洋を航行するのを見ないのか。（それは）かれの印を あなたがたに示されたためではないか。本当にその中には，不断に耐え忍ぶ者と感謝する凡ての者のために，様々な印がある。","大波が天蓋のようにかれらを覆う時は，アッラーに祈り，誠を尽くしてかれに傾倒しなさい。だが，かれらを無事陸地に着かせると，かれらの中の或る者は，（善と悪の中間の）あやふやな状態になる。だが二心ある者，不信心な者の外は，誰もわれの印を否定しない。","人びとよ，あなたがたの主を畏れなさい。また父がその子のために役立たず，子も自分の父のために少しも役立たない日を恐れなさい。本当にアッラーの約束は真実である。あなたがたは 現世の生活に欺かれてはならない。アッラーのことに就いて欺く者に，あなたがたは欺かれてはならない。","アッラー，本当にかれ（だけ）が，（審判の）時を知っておられる。かれは雨を降らせられる。また胎内にあるものをも知っておられる。だが（人間は）誰も明日自分が何を稼ぐかを知らず，誰も何処で死ぬかを知らない。本当にアッラーは全知にして凡てに通暁される御方であられる。"],"n":"Luqman"},{"i":32,"v":["アリフ・ラーム・ミーム。","この啓典の啓示は，万有の主から（下ったもの）で，疑いの余地はない。","けれどもかれらは，「かれ（ムハンマド）がこれを捏造した。」と言うのか。いや，これはあなたの主からの真理で，あなた以前に，一人の警告者も来なかった民に，警告するためのものである。必ずかれらは導かれるであろう。","アッラーこそは，6日の間に天と地，そしてその間の凡てのものを創造して，御自らその玉座に鎮座なされる方である。あなたがたはかれの外に守護者はなく，執り成す者もないのである。あなたがたはそれでも気が付かないのか。","かれは，天から地までの（凡ての）事物を統御なされる。それからそれ（万有）は一日にして，かれの許に登って行く。その（一日の）長さは，あなたがたの計算する千年である。","この方こそは，幽玄界と現象界を（凡て）知っておられる方，偉力ならびなく慈悲深い御方であり，","創造された一切を，最も善美なものになされ，泥から人間の創造を始められる。","かれは，いやしい水（精液）の精からその後継者を創られ，","それからかれ（人間）を均整にし，かれの聖霊を吹き込まれ，またあなたがたのために聴覚と視覚と心を授けられた御方。あなたがたはほとんど感謝もしない。","かれらは，「地中に消えてから，わたしたちはまた新しく創造されるであろうか。」と言う。いや，かれらは主との会見を信じない。","言ってやるがいい。「あなたがたを受け持つ死の天使があなたがたを死なせ，それから主に帰らせる。」","罪を犯した者たちが主の御前に項垂れて，「主よ，わたしたちは見ました。聞きました。わたしたちを御返し下さい。わたしたちは善い行いをいたします。わたしたちは本当に悟りました。」（と言う姿を）あなたに見せてやりたいものである。","もしわれが欲するならば，それぞれの魂に導きを与えることも出来た。だが「ジン（幽精）と人間たちで，必ず地獄を満たすであろう。」とのわれの言葉は，真実となろう。","それであなたがたは味わうがよい。この日の会見を忘れていたことを。本当にわれもあなたがたを忘れよう。あなたがたは自分たちが行ったことに対する永遠の懲罰を味わえ。","われの印を信じる者とは，それが述べられた時に敬慕し身を投げだしてサジダし，主の栄光を讃えて唱念する，高慢ではない者たちである。〔サジダ〕","かれらの体が臥床を離れると，畏れと希望とを抱いて主に祈り，われが授けたものを施しにさし出す。","かれらはその行ったことの報奨として，喜ばしいものが自分のためにひそかに（用意）されているのを知らない。","信仰している者が，主の掟に背く者と同じであろうか。かれらは決して同じではない。","信仰して善行に勤しむ者は，楽園が住まいで，それは善行をしたことへの報奨である。","だが掟に背く者の住まいは地獄の業火である。そこから出ようとする度にかれらはその中に引き戻され，「あなたがたが虚偽であるとしていた業火の懲罰を味わえ。」と言われよう。","われは大きい懲罰の前に，必ず手近な懲罰をかれらに味わせる。そうすればかれらも（悔悟してわれに）帰るであろう。","主の印に気付いていながらその後背き去る者より酷い罪作りがあろうか。われは必ず罪深い者に報復するであろう。","われは，ムーサーにしかと啓典を授けた。だからあなた（ムハンマド）がこれを授かることを疑ってはならない。われはそれを，イスラエルの子孫たちの導きとした。","われは，かれらの間から，わが命令を下して（人びとを）導く導師をあげた。かれらはよく耐え忍びまたわれの印を堅く信じていた。","本当にあなたの主は，かれらが意見を異にしていたことに関して，審判の日にかれらの間を裁決なされる。","かれらに教えなかったか。それ以前にわれが幾世代を滅ぼしたかを。その住まいの中を，（今）かれらは往来している。本当にその中には，種々の印がある。それでもかれらは聞く耳を持たないのか。","またわれが水を不毛の地に送り，それで作物を育成させ，かれら自身や家畜に食べさせるのを見ないのか。かれらは見る目を持たないのか。","かれらは，「もしあなたがたが言うことが真実ならば勝利はいつ来るのですか。」と言う。","言ってやるがいい。「勝利の日には，不信心であった者の信仰はかれらに役立たず，かれらは猶予もされないであろう。」","だからあなたは，かれらを避けて待て。かれらも待っているのである。"],"n":"As-Sajda"},{"i":33,"v":["預言者よ，アッラーを畏れ，不信者や偽信者に従ってはならない。本当にアッラーは全知にして英明であられる。","主からあなたに啓示されたところに従え。本当にアッラーは，あなたの行うことを知り尽くされる。","アッラーに凡てを托しなさい。本当にアッラーは，管理者として万全であられる。","アッラーはどんな男の体の中にも2つの心臓を創られない。あなたがたが，「わが母の背中のようだ。」と言って（離縁宣言する）妻をあなたがたの産みの親と同一に御創りにはなられない。またかれはあなたがたの養子を，あなたがたの実子ともなされない。これらは，あなたがたが口先だけで言ったことである。だがアッラーは真実を語り，且つ（正しい）道に導かれる。","かれら（養子）の父（の姓）をもってかれらを呼ぺ。それがアッラーの御目に最も正しいのである。もしかれらの父（の姓）を知らないなら，信仰におけるあなたがたの兄弟，友ということにするがよい。あなたがたがそれに就いて誤ることがあっても，罪ではない。だがあなたがたの心に悪い意図のある場合は別である。アッラーは覚容にして慈悲深き御方であられる。","預言者は，信者にとりかれら自身よりも近く，またかれ（聖預言者）の妻たちはかれら（信者たち）の母である。またアッラーの定めでは実の血縁関係者は互いに，信仰上の兄弟（アンサール）や（マッカよりの）移住者よりも親近である。だがあなたがたの味方のためには，親切にしてやれ。これは啓典に記されていることである。","またわれが，預言者たちから誓約をとった時を思い起こしなさい。あなたからも，またヌーフ，イブラーヒーム，ムーサー，マルヤムの子イーサーからもとった時のことを。われは，厳かにかれらから誓約をとったのである。","（これは主が）忠誠な者に，かれらの忠誠さを問われるためである。かれは不信心者たちのために，痛ましい懲罰を備えられる。","信仰する者よ，あなたがたに与えられたアッラーの恩恵を念え。大軍があなたがたに攻め寄せて来た時，われはかれらに対し大風と，目に見えぬ軍勢を遣わした。アッラーは，あなたがたの行うことを（明確に）御存知であられる。","見るがいい。かれらは，あなたがたの上からまた下から襲って来た。その時目は霞み，心臓は喉もとまで届いて，あなたがたはアッラーに就いて，色々と（悪い）想像をした。","こうして信者たちは試みられ，かれらは猛烈な動揺に播さぶられた。","その時，偽信者や心に病の宿っている者たちは，「アッラーとその使徒は，只欺いてわたしたちに約束したのです。」と言った。","またかれらの一団は言った。「ヤスリブ（アル・マディーナ）の民よ。あなたがたにはとても頑張れるものではない。引き返しなさい。」またかれらのある者は，預言者に（帰還の）許しを願って，「本当にわたしたちの家は（無防備で危険に）晒されています。」と言った。かれらは，晒されているのではない，只逃亡を望んだだけである。","もしかれら（敵軍）が四方からそこに侵入して来て，反乱を呼びかけたなら，かれらは必ずこれを受け入れ，少しも（それに）遅れることはなかったであろう。","しかもかれらは先に，決して背き去らないと，アッラーに誓っていた。アッラーとの約束は，（必ず）尋問されるのである。","言ってやるがいい。「逃亡は，仮令死や戦死から免れても，あなたがたを益さない。あなたがたは隙の間を楽しむ丈である。」","言ってやるがいい。「アッラーが，あなたがたに災いを望まれ，また慈悲を施そうと望まれた時誰が，それを差し止められようか。アッラーをおいては，かれらの保護者も援助者もいないのである。」","アッラーは，あなたがたの中（人びとを）引きとめた者，またその同胞に向かって，「わたしたちの方ヘ来い。」と言った者を知っておられる。またかれらは僅かの間の外，戦場には臨まなかった。","かれらはあなたに対して，貪欲である。まあ見るがいい。かれらに危険が訪れると，臨終の人のように目玉をぐるっと廻して，あなたを熟視する。そして危険が去ると良いものばかり貪り ，唇を尖らせてあなたがたを痛烈に非難する。これらの者は信者ではない。アッラーは，かれらの行いを無益になされる。それはアッラーには容易なことである。","かれらは，部族連合軍は敗退したのではないと考えている。もし部族連合軍が（再び）来ることがあれば，かれらはベドウィン族の間に身を置いて，あなたがたの消息を尋ねる（立場になる）ことを願っている。またもしかれらがあなたがたの中にいても，僅かの者の外は戦わないであろう。","本当にアッラーの使徒は，アッラーと終末の日を熱望する者，アッラーを多く唱念する者にとって，立派な模範であった。","信者たちは，部族連合の軍勢を見た時言った。「これはアッラーとかれの使徒が，わたしたちに約束されたものである。アッラーとかれの使徒は，真実を話された。」それは，かれらの信心と服従，帰依の念を，嫌が上にも深めた。","信者の中には，アッラーと結んだ約束に忠実であった人びとが（多く）いたのである。或る者はその誓いを果し，また或る者は（なお）待っている。かれらは少しも（その信念を）変えなかった。","（これは結局）アッラーが，忠誠な人々に対しその忠誠さに報われ，またかれが御望みならば，偽信者を罰し，あるいはかれらを赦されるということである。本当にアッラーは，寛容にして慈悲深き御方であられる。","アッラーは不信心な者たちを，怒りのうちに（アル・マディーナから）何ら益するところなく撤退なされた。戦いには，アッラーは，信者たちの戦闘を（強風や天使によって）凡てにわたって，守って下さる。アッラーは強大にして偉力ならびなき方であられる。","またかれは，かれら（連合軍）を後援した啓典の民を，それらの砦から追い，その心中に恐怖を投じられた。あなたがたは或る者を殺し，また或る者を捕虜とした。","またかれは，かれら（啓典の民）の土地，住宅，財産またあなたがたの未踏の地を，あなたがたに継がせられた。アッラーは凡てのことに全能であられる。","預言者よ，あなたの妻たちに言ってやるがいい。「もしあなたがたが，現世の生活とその煌びやかさを望むなら来るがいい。わたしは贈り物を与えて，立派に別れよう。","だがあなたがたたがもしアッラーとその預言者，そして来世の住まいを求めるならば，あなたがたの中で善行に勤しむ者には，アッラーは偉大な報奨を準備して下さっている。」","預言者の妻たちよ，あなたがたの中で明白な醜行を犯した者は，それに対する懲罰は倍加されよう。アッラーにはそれは容易なことである。","だがあなたがたの中，アッラーとその使徒に服従，崇敬して善行に励む者には，われはそれに対する報奨を倍加し，寛大な用度を準備するであろう。","預言者の妻たちよ，あなたがたは（外の）女たちと同じではない。もしあなたがたがアッラーを畏れるならば，心に病ある者の意を動かさせないよう，言葉が軽くてはならない。端正な言葉でものを言え。","あなたがたの家に静かにして，以前の無知時代のように，目立つ飾りをしてはならない。礼拝の務めを守り，定めの施しをなし，アッラーと使徒に従順であれ。家の者たちよ，アッラーはあなたがたから不浄を払い，あなたがたが清浄であることを望まれる。","またあなたがたの家で読誦される，アッラーの印と英知を銘記せよ。本当にアッラーは親切にして全知であられる。","本当にムスリムの男と女，信仰する男と女，献身的な男と女，正直な男と女，堅忍な男と女，謙虚な男と女，施しをする男と女，斎戒（断食）する男と女，貞節な男と女，アッラーを多く唱念する男と女，これらの者のために，アッラーは罪を赦し，偉大な報奨を準備なされる。","信仰する男も女も，アッラーとその使徒が，何かを決められた時，勝手に選択すべきではない。アッラーとその使徒に背く者は，明らかに迷って（横道に）逸れた者である。","アッラーの恩恵を授かり，またあなたが親切を尽くした者に，こう言った時を思え。「妻をあなたの許に留め，アッラーを畏れなさい。」だがあなたは，アッラーが暴露しようとされた，自分の胸の中に隠していたこと（養子の妻との結婚が人の口の端に上がること）を恐れていた。寧あなたは，アッラーを畏れるのが本当であった。それでザイドが，かの女に就いて必要なこと を済ませ（離別し）たので，われはあなたをかの女と結婚させた。（これからは）信者が，必要な離婚手続きを完了した時は，自分の養子の妻でも，（結婚にも）差し支えないことにした。アッラーの命令は完遂しなければならない。","預言者が，アッラーの御命令を行うのは妨げない。これはあなた以前の者に対するアッラーの慣行である。アッラーの命令は動かせない定めである。","アッラーの御告げを伝える者たちは，かれを畏れ，アッラー以外の何ものをも畏れない。アッラーは清算者として万全であられる。","ムハンマドは，あなたがた男たちの誰の父親でもない。しかし，アッラーの使徒であり，また預言者たちの封緘である。本当にアッラーは全知であられる。","あなたがた信者よ，アッラーをつねに唱念〔ズィクル〕しなさい。","朝な夕な，かれの栄光を讃えなさい。","かれこそは，あなたがたを暗黒から光明に連れ出すために，天使たち共々あなたがたを祝福なされる方である。かれは真の信者に，慈悲深くあられる。","かれらがかれに会う日の挨拶は，「平安あれ。」である。かれらのために，寛大な報奨を準備なされる。","預言者よ，本当にわれはあなたを証人とし，吉報の伝達者そして警告者として遣わし，","かれの許しで（人びとを）アッラーに招く者，光明を行き渡らせる燈として（遣わした）のである。","それで信者たちにアッラーからの偉大な賜物があるとの吉報を伝えなさい。","無信仰の者や偽信者に，従ってはならない。かれらの煩わしさを意にとめず，只ひたすらアッラーに（全てを）托しなさい。アッラーは，（凡ての事の）管理者として万全であられる。","信仰する者たちよ，あなたがたは信者の婦人と結婚し，かの女に触れないうちに離婚する場合は，かの女らに就いて定めの期限を計算しなくてもよい。かの女らに贈与をなし，面目を立ててきれいに離別しなさい。","預言者よ，われがあなたの妻として許した者は，あなたがマハルを与えた妻たち，また捕虜としてアッラーがあなたに授けた，あなたの右手の所有する者，あなたの父方のおじ，おばの娘たち，母方のおじ，おばの娘たちで，あなたと共に移住してきた者，また女の信者で心身を預言者に捧げたという者で，もし預言者がこれと結婚を欲するならば（許される）。これはあなただけの（特例）で，外の信者たちには許されない。われは，あなたが窮地に陥いらないようかれら（信者）の妻，とその右手の所有する者に就いて，かれらにわれが決めたことは承知させている。アッラーは寛容にして慈悲深い方である。","あなたは妻たちの中の，欲する者を去らせ，欲する者を受け入れてもよい。またあなたが退けていた者を召しても罪はない。これはかの女らを喜ばせ，その心の憂いを解き，またあなたが各自に与えるもので満足させるため妥当である。アッラーはあなたがたが胸に抱くことを知っておられる。アッラーは全知にして大度であられる。","あなたはこの後，女（を娶ること）もまた妻たちを取り替えることも許されない。仮令その美貌があなたの気をひいても。ただしあなたの右手が所有する者は別である。アッラーは凡てのことを監視なされる。","信仰する者よ，預言者の家に食事に呼ばれても食事の準備が，完了するまでは，家の中に勝手に入ってはならない。だが呼ばれた時は入りなさい。食事が終ったならば立ち去れ。世間話に長座してはならない。こんなことが預言者に迷惑であっても，預言者はあなたがたを（退散させることを）遠慮するであろう。だがアッラーは真実を（告げることを）遠慮なされない。またあなたがたが，かの女らに何ごとでも尋ねる時は，必ず帳の後からにしなさい。その方があなたがたの心，またかの女らの心にとって一番汚れがない。またあなたがたは，アッラーの使徒を，悩ますようなことがあってはならない。またあなたがたはどんな場合でも，かれの後でかれの妻たちを娶ってはならない。本当にそれらは，アッラーの御目には大罪である。","あなたがたが何か現わしてもまた隠しても，アッラーは凡てのことを深く知っておられる。","かの女たちが（ヴェールをとっても）罪ではないのは，かの女らの父または息子，それから兄弟，兄弟の息子または姉妹の息子，または同信の女たちとかの女たちの右手が所有する者たちである。（婦人たちよ。）アッラーを畏れなさい。アッラーは本当に凡てのことの立証者であられる。","本当にアッラーと天使たちは，聖預言者を祝福する。信仰する者たちよ，あなたがたはかれを祝福し，（最大の）敬意を払って挨拶しなさい。","本当にアッラーと使徒を悩ます者には，アッラーは現世でも来世でも，激怒なされ，かれらのために恥ずべき懲罰を準備なされる。","また理由もなく，男女の信者を不当に悩ます者は，必ずそしられて明白な罪を負う。","預言者よ，あなたの妻，娘たちまた信者の女たちにも，かの女らに長衣を纒うよう告げなさい。それで認められ易く，悩まされなくて済むであろう。アッラーは寛容にして慈悲深くあられる。","もし，偽信者や心に病の宿る者，そして市中の扇動者たちが，（その悪事を）止めなければ，かれらに対しあなたを，駆り立ててやろう。そうすればこの後，かれらがあなたがたの隣人と していられるのも，僅かの間であろう。","かれらは必ず呪われ，見つかり次第捕えられ，殺されるであろう。","これは昔の過ぎ去った者たちに対する，アッラーの慣行である。アッラーの慣行には何の変更もない。","人びとは（審判の）時に就いてあなたに尋ねよう。言ってやるがいい。「本当に，その知識は，アッラーの御許にある。どうしてあなたに分るだろうか，その時は近いであろう。」","本当にアッラーは不信者に激怒され，かれらのために烈火を準備なされ，","かれらは永遠にその中に住み，守護者も救助者も見い出せないであろう。","その日，かれらの顔が火の中でひっくり返り，かれらは，「ああ，わたしたちはアッラーに従い，また使徒に従えばよかった。」と言うだろう。","またかれらは言うだろう。「主よ，わたしたちは，本当に頭や権力者たちに従っていました。かれらがわたしたちを，道に迷わせたのです。","主よ，かれらの懲罰を2倍にして，酷い激怒でかれらに御怒り下さい。」","信仰する者よ，ムーサーを悩ました者のようであってはならない。だがアッラーはかれらの言った中傷から，かれを清められた。アッラーの御許で，かれは栄誉を与えられていた。","信仰する者よ，アッラーを畏れなさい。（常に）実直な言葉でものを言いなさい。","かれはあなたがたのためにその行いを矯正され，諸々の罪を赦される。アッラーとその使徒に従う者は，確かに偉大な幸福を成就する者である。","本当にわれは，諸天と大地と山々に信託を申しつけた。だがそれらはそれを，担うことを辞退し，且つそれに就いて恐れた。人間はそれを担った。本当に（人間は）不義でありかつ無知である。","（それで）アッラーは，偽信者の男たちと女たち，また多神教徒の男たちと女たちを，処罰なされる。だがアッラーは，信仰する男たちと女たちには，哀れみをかけられる。アッラーは寛容にして慈悲深い御方であられる。"],"n":"Al-Ahzab"},{"i":34,"v":["天にあり地にあるす凡てのものを所有なされるアッラーに讃えあれ。来世においても，讃えはかれのものである。かれは英明にして凡てに通じておられる。","かれは大地に入るもの，またそれから出るものを凡て知っておられ，また天から下るもの，ならびにそこに上るもの凡てを知っておられる。かれは慈悲深く寛容であられる。","信仰のない者は，「（審判の）時は，わたしたちには来ないであろう。」と言う。言ってやるがいい。「いや，主に誓って，それは必ずあなたがたにやって来るのである。幽玄界までも知っておられる主に誓って。天においても地においても，微塵の重さでも，かれから免れられるものはない。またそれより小さいものも大きいものも，明確な書に記されないものはない。","それはかれが，信仰して善行をする者に，報われるためである。これらの者にこそ，寛容と寛大な御恵みがあろう。","だがわれの印を虚しくするために努力する者，これらの者には痛ましい懲罰があろう。","知識を授かった者なら，主があなたに下されたものは真理であって，それが偉力ある方，讃美すべき方の道に導くものであることが分るであろう。」","不信者たちは（嘲笑して）言う。「あなたがたが粉々にされ散らされた後で，新しく創造されるなどと告げる人間を，教えましょうか。」","だがかれはアッラーに就いて，虚偽を言ったのか。それとも気違いになってしまったというのか。いや，かれらは来世を信じない，懲罰の中にいる酷い心得違いの者である。","かれらはかれらの前後にある天と地を見ないのか。もし欲するならば，われがかれらを大地に呑ませ，または天の一角をかれらの上に落とすであろう。本当にその中には悔悟して主に返るしもベにとっての印がある。","われは，且つてダーウードに恩恵を授け（て言っ）た。「山々よ，ダーウードと共に（われを）讃えなさい。また鳥たちも。」われはまた，かれのために鉄を軟らかにして，","（言った）。「あなたは鎖帷子を造り，環をよく整えなさい。そして善行に勤しめ。本当にわれは，あなたがたの所行をよく見ている。」","またスライマーンには風を（支配させ），（その風の一吹きで）一朝に一ケ月（の旅路）を，また―夕に一ケ月（の帰路）を（旅させた）。またわれはかれらに熔けた銅の泉を湧き出させた。また主の御許しによりあるジン（幽精）に，かれの面前で働かせ，かれらの中われの命令に背く者には，烈しい焰の懲罰を味わわせた。","かれらは，かれ（スライマーン）のためにその望む高殿や彫像や池のような水盤，また固定した大釜を製作した。（それぞれの持場で）「あなたがたは働け，ダーウードの家族よ，感謝して働け。」だがわれのしもベの中で感謝する者は僅かである。","われがかれ（スライマーン）に死の断を下した時も，かれらにその死を知らせたのは，一匹の地の虫がかれの杖を蝕ばんだことであった。それでかれが倒れると，ジンたちは（始めて）悟った。もしも幽玄界のことを知っていたならば，恥辱の懲罰に服している要もなかったのに。","本当にサバアでも，その住まいに一つの印が授けられていた。右側と左側の2つの果樹園。（そしてかれらに仰せられた。）「あなたがたの主の与える食物を食べ，かれに感謝せよ。土地は立派で，主は寛大であられる。」","だがかれらは（アッラーから）背き去った。それでわれは，かれらに洪水を送り，かの2つの園を，柳と僅かばかりのハマナツメの苦い実を結ぶ園に変えた。","そのようにわれは，かれらが不信心であったために報いた。われが，不信心（恩を忘れる）者以外に報復などしようか。","われはかれらと，われが祝福した都市との間に，（旅人が）見付け易い幾つかの町を設け，その旅程を定めた。「昼も夜も安全に旅をしなさい。」","それなのにかれらは言った。「主よ，わたしたちの旅程の間隔をもっと遠くして下さい。」こうしてかれら自らその身を誤まった。われはかれら凡てを粉々にして散らし，（後の人の）語り草とした。本当にこの中には，堅忍して感謝する者たちへの（われの）印がある。","イブリースはかれらについて，かれの思惑が図に当たった。そこでかれらは一部の信者を除き，（凡て）かれに従った。","しかしかれ（悪魔）は，かれらに対して権威があった訳ではなかった。われは，来世を疑っている者と信じる者を識別しようとしたに過ぎない。本当にあなたがたの主は凡てのことを見守っておられる。","言ってやるがいい。「アッラーを差し置いてあなたがたが（神であると）主張していたものたちに祈るがよい。そんな神々は，天においても地においても微塵の力もない。またその（創造）に当っては，何ら役割を持たず，アッラーにしてもそんな助力者を必要とはしていない。」","かれが御許しになられた者の外，御前での執り成しは無益である。やがてかれらの心の怖れが消えると天使たちは言う。「あなたがたの主は，何と仰せられたのですか。」するとかれらは（答えて），「真理でした。かれは，至高にして至大の御方です。」という。","言ってやるがいい。「天地からあなたがたに扶養を与えるのは誰なのか。」言ってやるがいい。「アッラーであられる。要するにわたしたちか，またはあなたがたのどちらかが導きの上にあり，どちらかが迷っている。」","言ってやるがいい。「あなたがたは，わたしたちの犯した罪に就いて問われず，わたしたちもまた，あなたがたが行ったことに就いて問われない。」","言ってやるがいい。「主は一斉にわたしたちを召され，真理に基いてわたしたちの間を裁かれる。かれは真の裁決者で全知におわします。」","言ってやるがいい。「あなたがたが，同位の者としてかれに，配するものをわたしに見せなさい（決して出来ないであろうが）。」いや，かれこそはアッラー。偉力ならびなく英明であられる。","われは，全人類への吉報の伝達者また警告者として，あなたを遺わした。だが人びとの多くは，それが分らない。","かれらは，「あなたの言葉が真実なら，この約束（審判の日）は何時（やって来るの）ですか。」と言っている。","言ってやるがいい。「あなたがたへの約束の日は，あなたがたが一刻も取り戻せずまた先んじることも出来ない（日である）。」","信じない者は，「わたしたちはこのクルアーンも信じないし，またこれ以前にあった啓典も信じません。」と言う。不義を行った者が，主の御前に立たされる時の姿を，あなたに見せてやりたいもの。かれらは互いに（外に罪を負わせて）罵り合う。無力であった者は傲慢であった者に言う。「あなたがたが，いなかったら，わたしたちはきっと，信者になっていましたのに。」","傲慢であった者は，無力であった者に言う。「導きがあなたがたに届いた後，あなたがたをそれらから背かせたのは，わたしたちであったというのか，いや，あなたがたこそ罪作りであった。」","無力であった者は傲慢であった者に言う。「いや，夜となく昼となく，（あなたがたは）策謀をしていました。現にアッラーを信じないし，かれに同位者を立てるよう，あなたがたは（不断に）命令しました。」かれらは懲罰を見るに及んで，後悔する。われは不信心な者の首に枷をかける。かれらは，その行ったことで，報いを受けるだけである。","われが町に，警告者を遣わす度に，そこの富裕な者たちは，「あなたがたが遺わされたことを，わたしたちは信じません。」と決まって言ったのである。","「また，わたしたちは多くの財産と子女があるので，懲罰される（ような）ことはありません。」とも言った。","言ってやるがいい。「本当にわたしの主は，御心のままに豊かに御恵みを与えられ，また乏しくもなされる。だが人びとの多くは理解しない。」","あなたがたをわれにもっと近づけるものは，財産でも子女でもない。信仰して善行に勤しむ者は，その行いの倍の報奨を与え，高い住まいが保証される。","またわれの印を頓座させるために努力する者は，懲罰に引きたてられる。","言ってやるがいい。「本当にわたしの主は，そのしもべの中から御心に適う者に，御恵みを豊かに与えまた或る者には乏しく授けられる。かれはあなたがたが（主の道のために）施すものはすべて返される。かれは最も優れた御恵を与える方であられる。」","一斉にかれらを召集なされる日。かれは天使たちに向かって仰せられよう。「これらの者は，あなたがたを崇拝していたのか。」","かれら天使たちは（答えて）言う。「あなたに讃えあれ。あなたはわたしたちの愛護者であられます。だがかれらはその限りではありません。かれら（人々）はジンを崇拝していました。多くの者は，かれら（ジン）の信者でした。」","あなたがたはこの日，お互いに益にも害にも役立たない。われは不義を行っていた者たちに言う。「あなたがたが偽りとしていた，火獄の懲罰を味わえ。」","明白なわれの印が，かれらに読誦されても，かれらは言う。「これは一人の男が，あなたがたの祖先の崇拝していた神々から背かせようとするのである。」また言う。「これは只捏造した，作りごとである。」また真理を信じない者たちは，それがかれらに現われると，「これは明ら かに魔術に過ぎない。」と言う。","われは（前もって），かれらの学び得る啓典を下していた訳ではない。またあなた以前に，どんな警告者もかれらに遣わさなかった。","かれら以前の者も（真理）を嘘であるとした。われが昔の人々に与えたものは（マッカの人びとにとっては）十分の一にも達しない程（優遇）したのに，われの預言者を嘘つき呼ばわりした。わが怒りは何と激しかったことか。","言ってやるがいい。「わたしは忠告する。あなたがたはアッラーの御前に，2人ずつまたは1人ずつ立ってよく考えなさい。あなたがたの同僚は，気違いではない。かれは厳しい懲罰の（下る）以前に，あなたがたに警告するに過ぎない。」","言ってやるがいい。「わたしは，どんな報酬もあなたがたに要求しない。それは（凡て）あなたがたのものである。わたしは報酬を，只アッラーから（戴く）だけである。かれは凡てのことを立証される。」","言ってやるがいい。「本当にわたしの主は，（しもベに）真理を投げかけられ，見得ないものを知り尽くされる。」","言ってやるがいい。「真理（イスラーム）は下り，偽り（邪神）は何らその後創造することもなくまた再び繰返すこともない。」","言ってやるがいい。「仮令わたしが迷っても，只わたし自身（を損なう）だけである。また，もし導かれているならば，それは主がわたしに啓示された御陰である。本当にかれは全聴にして至近におわす方であられる。」","かれら（不信者）が恐怖に震える姿を，あなたに見せたいもの，かれらは逃れる道もなく，近い所から捕えられる。","その時かれらは，「わたしたちはそれを信じます。」と言う。（そんな）遠方からでは，どうして（信仰が）得られようか。","以前にもかれらは信じようとはしないで，遠方から幽玄界のことに就いて推測するばかりであったではないか。","以前，かれらの同類に対してなされたように，その熱望するもの（信仰）とかれらとの間に，障壁が置かれよう。本当にかれらは，邪推深い疑いの中にいるのである。"],"n":"Saba"},{"i":35,"v":["アッラーに讃えあれ。天と地の創造者であられ，2対，3対または4対の翼を持つ天使たちを，使徒として命命なされる。かれは御心のまま数を増して創造される。本当にアッラーは凡てのことに全能であられる。","アッラーが人間に与えられるどんな慈悲も，阻まれることはない。またかれが阻む何事も，それを解き放すものはない。本当にかれは偉力ならびなく英明であられる。","人びとよ，あなたがたに対するアッラーの恩恵を念え。天と地からあなたがたに扶養を与えられる創造者が，アッラーをおいて外にあるのか。かれの外には神はないのである。それでもあなたがたはどうして（真理から）迷うのか。","かれらはあなたを嘘付き呼ばわりするが，あなた以前の使徒たちも虚言者と呼ばれた。本当に凡てのことは，アッラーに帰されるのである。","人びとよ，アッラーの約束は真実である。だから，現世の生活に欺かれてはならない。またアッラーに関し，騙し上手に欺かれてはならない。","本当にシャイターンはあなたがたの敵である。だから敵として扱え。かれは，只燃えさかる火獄の仲間とするために自分の手下を招くだけである。","信仰のない者は，厳しい懲罰に会う。だが信仰して善行に勤しむ者には，寛容と偉大な報奨があろう。","自分の悪行を立派であるとし，それを善事と見る者（ほど迷った者）があろうか。本当にアッラーは，御望みの者を迷わせ，また御望みの者を導かれる。だからかれらのために嘆いて，あなたの身を損なってはならない。アッラーはかれらのなすことを知り尽される。","本当にアッラーこそは，風を送られる方である。それは雲を起こし，それを死んだ土地にやり，死に果てた大地を甦らされる。復活もまたこのようである。","誰でも栄誉権勢を願うならば，一切の栄誉権勢は，アッラーの御許にある（ことを知れ）。（一切の）善い言葉は，かれの許に登って行き，正しい行いはそれを高める。また悪事を企らむ者には，厳しい懲罰があり，それらの企らみは，無効になるであろう。","アッラーは，土からあなたがたを創り，さらに一精滴から創り，次いであなたがたを一組（の男女）になされた。かれが知らずに，宿しまた分娩する女はない。長命な者も，短命な者も，書冊の中に載せられないものはない。本当にそれは，アッラーにおいては容易なことである。","つの海は同じではない。（1つは）甘く，渇きを癒し，飲んで快よい。しかし，（外は）塩辛くて苦い。しかし，そのどれからも，新鮮な肉をとって食べ，またあなたがたが身に付ける，種々の装飾品も採取する。またあなたがたは，その中を船が（水を）切って進むのを見よう。それはあなたがたに，かれの恩恵を求めさせるためである。必ずあなたがたは感謝するであろう。","かれは夜を昼に没入させ，また昼を夜に没入させ，（昼夜の交替），太陽と月を従えられ，それぞれ周期をもって定められた期間（復活の日）まで（その軌道を）運行さしめる。このようなことが（出来るのは）あなたがたの主，アッラーであられ，大権はかれに属する。だがかれら が，かれをおいて祈るものたちは，キトミール（さえ）どうすることも出来ない。","あなたがたがかれらに祈っても，あなたがたの祈りを聞かず，聞いたとしてもあなたがたに答えはしない。審判の日にかれらはあなたがたが（かれらを主に）配したことさえ否認しよう。全知な御方のように，（真実を）あなたに知らせ得る者はないのである。","人びとよ，あなたがたはアッラーに求める以外術のない者である。アッラーこそは，富裕にして讃美すべき方である。","もしかれが御望みならば，あなたがたを退けて，新しい創造物を齎される。","これは，アッラーにおいて最も易しいことである。","荷を負う者は，他人の荷を負うことは出来ない。もし荷を負わされる者が，その荷のため他人を呼んでも，近親者ですら，その一部さえ負うことは出来ない。あなたが警告出来るのは，目に見えないかれらの主を畏れ，礼拝の務めを守る者だけである。その身を清める者は，唯自分の魂のために清める。（凡てのものは）アッラーの許に帰りゆくのである。","盲人と正常の目の人とは，同じではない。","暗黒と光明も，","また（涼しい）影と，（太陽の）灼熱も，","また生と死も，同じではない。本当にアッラーは，御好みになられた者に御聞かせになる。だがあなたは，（死んで）墓の中にいる者に聞かせることは出来ない。","あなたは一人の警告者に過ぎない。","本当にわれは，吉報の伝達者として，また警告者として，真理を持たせてあなたを遣わした。（またこれまでも）どの民にもかれらの間に，一人の警告者が行かなかったものはない。","かれらはあなたを拒否するが，かれら以前の者たちもやはり拒んできた。使徒たちは，明証（奇蹟）と書巻と輝かしい啓典を携えてかれらに来た。","それでわれは，これら不信心の者を罰した。わが怒りの何と激しかったことよ。","あなたがたは見ないのか。アッラーは天から雨を降らせられる。それでわれは，色とりどりの果物を実らせる。また山々には，白や赤の縞があり，その外多くの色合いをもち，真黒いところもある。","また人間も鳥獣家畜も，異色とりどりである。アッラーのしもべの中で知識のある者だけがかれを畏れる。本当にアッラーは偉力ならびなく寛容であられる。","本当にアッラーの啓典を読誦する者，礼拝の務めを守り，われが授けたものから密に，またあらわに施す者は，失敗のない商売を願っているようなもの。","かれは，十分にかれらに報奨を払われ，御恵みを余分に与えられる。本当にかれは，度々赦される御方，（奉仕に）十分感謝される方であられる。","われがあなたに啓示した啓典は真理であって，それ以前のものを確証するものである。本当にアッラーは，かれのしもべたちに就いて熟知し，かれらを監視なされる。","その後，われはしもべの中から選んだ者に，この啓典を継がせた。だがかれらの中には，自ら魂を誤った者も，中間の道をとる者もあった。またかれらの中の或る者は，アッラーの御許しのもとに，率先して種々の善行に勤しむ者もあった。それは偉大な御恵みである。","かれらは永遠の楽園に入ろう。その中でかれらは，黄金の腕環と真珠で身を飾り，その衣装は絹である。","かれらは言う。「アッラーを讃えます。わたしたちから（凡て）の苦悩を取り除いて下された御方。わたしたちの主は，度々赦される御方，（奉仕を）十分に認められる御方です。","かれの御恵みによって，わたしたちは永遠の邸宅に住み，そこで苦労をすることもなく，また疲れを覚えることもありません。」","しかし信じない者に対しては，地獄の火があろう。かれらには（そこにいる期間も）宣告されず，死ぬことも出来ず，また懲罰も軽減されないのである。われは，凡ての恩を忘れる者にこのように報いる。","かれらはその中にあって叫ぶであろう。「主よ，わたしたちを出して下さい。きっと善い行いをします。（これまで）していたようなことは，いたしません。」（かれは仰せられよう。）「われは，あなたがたを十分に長命させたではないか。その間に誰でも訓戒を受け入れる者は，戒めを受け入れたはず。しかも警告者さえあなたがたに遣わされていた。だから（懲罰を）味わえ。悪い行いの者には救助者はないのである。」","本当にアッラーは，天と地の幽玄界を知っておられる。かれは，（人間が）胸の中に抱くことを熟知しておられる。","かれこそは，あなたがたを地上の継承者とされた方である。誰にしても信じない者は，その不信心で自分自身を損う。かれらの不信心は，主の憎しみを増すばかりであり，またかれらの不信心は，自分の損失を増すばかりである。","言ってやるがいい。「あなたがたがアッラーの外に祈る，あなたがたが配する（神々）について考えたことがあるのか。地上にかれらの創造したものがあるのか。それともかれらのために 天からの協力者があるのか。われに示しなさい。それともそのような（アッラーに同位者が居るということ）証拠を示す啓典をわれがかれらに与えたとでもいうのか。いや，悪い行いの者たちは，只欺瞞によって互いに約束しあっているのに過ぎない。","本当にアッラーは，天と地の運行が外れないよう支えられる。もしそれら両者が，外れることがあるならば，かれをおいて何ものもこれを支え得るものはない。本当にかれは，我慢強い方，何回も赦される方であられる。","かれらはアッラー（の御名）にかけて，厳粛な誓いをたて，もし警告者が自分たちのところに来るならば，どんな民よりも立派に導かれるであろう（と言っていた）。だが警告者がかれらに来るに及んで，かれらはますます（正しい信仰から）遠ざかるばかりであり，","地上で高慢にふるまい，悪事の策謀ばかりをしていた。だが悪事の策謀は，その当人に振りかかるだけである。だからかれらは昔の人々の（滅亡した）慣行を待つ外はないであろう。それであなたは，アッラーの慣行には代替がないことが分るであろう。また変更も決してないことも分るであろう。","かれらは地上を旅して，かれら以前の者たちの末路がどうなったかを観察しなかったのか。かれら（昔の者）は，かれらよりも力が優れていた。天にあり地にある何ものも，アッラーを挫くことは出来ないのである。本当にかれは全知にして全能であられる。","もしアッラーが，人間をその所業によって罰されるならば，地上に，一人の生存者も残されなかったであろう。だがかれは期限を定めて，かれらを猶予なされた。だが，かれらの期限が到来すれば，本当にアッラーはしもべたちの監視者であられる。"],"n":"Fatir"}]